鳥は飛ぶ
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「邸と戸部の間の鷹も用意しないといけないな、まぁ鳩でもいいし、人を使ってもいいのだが」
初夏らしく果実の入った爽やかな冷茶に口をつけながら、鳳珠はどう思う?と春麗に尋ねた。
「御文の内容にもよりますわね…もっとも、鷹は夜は飛ばないでしょうから、戸部についてもあまり他人に見られることは無いと思いますけど…黄家のことや秘密の話はお邸の間を飛ぶ黄色い眼の鷹さんに運んでもらって、お邸の方に運搬を頼んだ方が良さそうですわね」
「そうしよう。これでいつでも春麗と秘密の話ができる」
朝から綺羅綺羅度を増して微笑んできた鳳珠が朝日よりも眩しくて、春麗は瞼の裏に焼き付けるようにそっと瞳を閉じた。
その綺麗な顔に、鳳珠は柔らかく口付けた。
<おしまい?>
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