名前の由来
名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夜中にふと目が覚める。
腕の中の春麗は夢の中のようだ。
鳳珠は軽く髪をひとなでしてから、昼間の話を思い出した。
(春麗は適当に名付けられたと言っていたな…黎深の様子からすると、おそらく事実だろう)
小さくため息をつく。
まだ自分の知らなかったこの手の話は、この先幾つも出てきそうだ。
決して虐げられてきたわけではないだろうが、やはり”秀麗優先”というのは事実だろうし、ここまで根深いとまで思っていなかったというのが本音だ。
いつだったか、羽羽に”孤独に生きてきた娘”と言われていたのも間違っていないかもしれない。
幼い頃の思い出というのは消えることはないかもしれないが、せめてこの先の春麗の人生には、心身ともに”孤独”を感じないように、常に寄り添って守っていきたいと改めて心の中で決意をした鳳珠は、春麗に口付けてからもう一度瞼を閉じた。
おしまい