「ほ、じゅ…さま…」

掠れてきた声で春麗が呼びかける。
鳳珠は顔を上げて、そのまま少し動いて、春麗の秘芽を強く吸った。

「あぁんっ！」

そのまま鳳珠がぴちゃぴちゃと舌を動かして与えてくる快楽に、声が抑えられなくなっていく。
わざと立てられているような水音に恥ずかしくなり、「やめて…」と小さく声を出すが、その度に弱いところを舐められて、声をあげる。

「あっ…やぁ…」


声に誘われたかのように、鳳珠の長い指が入ってきた。

意図せずきゅうと締めつけると
「ここはねだっているようだな…」
と鳳珠に意地の悪い顔をして言われる。

「そん、な…んじゃ…あぁん」

反論したくても、気持ちのいいところを撫でられて、言葉が続かない

「ほ、じゅさま…意地、悪…」

喘ぎ声の合間にかろうじて一言言うと、鳳珠の指が春麗の中のざらついた壁と秘芽を同時に撫で上げた

「あぁっ！いやぁぁんっ」

一段高い声とともに絶頂を迎えた春麗を、鳳珠は口の端をあげて満足げに見下ろした。

いつも以上に色香を振り撒く姿に、己自身がさらに熱くなるのを感じた。

濡れる秘部に当てて、ゆるゆると蜜を絡めて擦り付けるように腰を揺らす。


「ほ、じゅ、様…」

とろんとした瞳で春麗が見上げてきた

「これ、解いて…」
手首を持ち上げて願ってくる。

「ダメだ」

涙目になって
「解いて…鳳珠様に…触れたい…」
と春麗がねだってくる。


（あぁもう、降参だ…）

解いてやると、「鳳珠様…」と小さい声で名を呼んで、一生懸命腕を伸ばして抱きついてきた。

「全く、お前は…」

（可愛くて仕方がない…）
口付けをしながら、グッと腰を押し付けてもう一段熱くなった自身を春麗の中へ埋め込んでいく。


「あぁっ…」

きゅうとまた締め付けらる中を押し入っていく。

「くっ…」

鳳珠の掠れた声に、春麗の中がもう一度締まる。

「そんなに締め付けるな…」

「えっ…何、も…あぁんっ…」

全て入れて軽く腰を揺すると
「あぁん、もうだめっ…」
と春麗が小さく達した。
中も小さく震えるかのようにひくついて絡め取られる。

これを無意識にされるのだからたまらない、と鳳珠は一気に持っていかれそうになるのを、春麗の胸を触りながら顔に手を当て口付けることで少し意識を逸らす。

いつも年上の大人の男の余裕を見せたいと思うのに、春麗とつながると全く余裕がなくなる。
心の中で舌打ちしながら、快楽に溺れたくて一心に腰を打ちつける。

「あ、そん、な、待って…やぁぁんっ」

「くっ……」

春麗の耳元で思わず声が漏れる。
それすらも愛撫となり、さらに蜜が溢れてくる。
最奥を打ちつけ腰を回すと、またふるふると小さく震えた。

「どう、だ…」

あまり閨事で聞くのは好みではないが、言わせたくて思わず口から出る

「はぁん…っ…お、くぅ…」

「ん？どう、だ？春麗…」

「い、い…気持ち、いい…です…あぁんっ」

「もっと？」

「ふぁ、ん、も、っと…」

「いい子だ」

しばらく奥の気持ちよさを楽しんだ後、春麗の手をとり指を絡めて寝台に縫い付けて再度腰を打ちつける。

「ひゃぁぁん、も、だめ…鳳珠、さまんっ…」

「春麗…」

小さく高い声をあげて達したのを追いかけるように、ピッタリと肌を合わせて鳳珠も欲を注ぎ込んだ。