紅梅は緑風に乗って香る−1
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肩で息をする春麗の上にのしかかって抱きしめながら、余韻で軽く締め付けてくる感覚を味わう。
(最初から思っていたが…身体の相性もいいのだろうな…)
気持ちよくてたまらない緩やかな刺激に、鳳珠はまた熱が集まってきたのを感じた。
ゴロン、と体が動いたと思ったら、見下ろされていた鳳珠をいつの間にか見下ろしていた。
「え?鳳珠様…?」
鳳珠は何も言わずに上半身を起こすと、春麗も自然と起き上がる形となった。
「すまない、春麗…愛している…」
「??」
よくわからない、という表情をしている春麗の腰を掴んで、下から突き上げる。
「きゃぁ、ちょ…と、待って…やぁぁん…」
「春麗が可愛いのが悪い…」
「え、あぁんっ…だ、めぇ…ふぁっ…ほ…じゅ…さま…ぁん」
いきなりの強い刺激にクラクラとする。
春麗は安定しない体制と堪えようとしても漏れてしまう自分の声に、恥ずかしさから鳳珠の首にしがみつく。
「可愛い声で耳元で煽るな…」と艶のある声で言われてまた頭がぼうっとした。
「ほう、じゅ、さま…」
煽ってない、とか、どうして、とか言いたいのに、与えられる刺激に翻弄されて何も考えられない。
「鳳珠…さまぁ…あんっ」
突き上げられる動きを一度止められて、ゆらゆらと揺れて奥をぐりぐりと刺激される。
「そ…こ、いやぁ…んっ…」
「嫌じゃないだろう?」
揺れる胸先を指先で弄びながら耳元をぺろりと舐められた。
「お、おくぅ…あ、やぁぁんっ…」
「いい、だろう、春麗…?」
「んっ、い、い…あ、ふぁぁんっ…いぃ…も、だめ…」
鳳珠は軽く春麗が達したあと、もう一度春麗を横たえて、口付けた。
「愛している、春麗…」
「鳳、じゅさま…わたくし、も…」
再び始まった大きすぎる快感に、春麗はうわごとのように鳳珠の名を何度も呼んで達した後、そのまま意識を飛ばした。
「お出かけ…したかったのに」
その後、午になっても寝台から起き上がれないほどひたすら愛されて、むくれる春麗を鳳珠は甲斐甲斐しく世話をする。
「すまない…可愛すぎた」
「もうっ」
「わかった、次の公休日は出かけよう」
「本当に?」
「何をしたいか、考えておけ」
横に寝転がり、春麗の額に口付けを落とす。
すりっと寄って甘えてくる様子に
「やっぱり可愛い春麗が悪い…」
とそのまま覆い被さった。
「え、ちょっと、待って、いやぁぁん…」
春麗の声は身体とともに敷布に吸い込まれた。