ぼやき

少女小説の傾向を勝手に分析し思いをはせる

2024/11/12 23:57
私が書く作品の傾向は、いちおう少女小説もしくは女性向けライト文芸なんですけども。
一般文芸のエンタメ系も昔はいろいろ読んでましたので、思いつくネタの中には一般文芸のエンタメに振り分けられそうな感じの話もぽつぽつあります。
とはいえ、書きたいものが大抵「少女漫画にありそうなファンタジー作品」であるので、だから過去の私はプロになるなら少女小説を目指そう、と思ったわけで。それに仮に一般文芸エンタメ系に挑んでも、オタク成分がにじみ出る話になりそう……うう。
一度くらいチャレンジしたい賞はあるんだけども。

私が少女少女をよく読んでたのは2000年代後半以降の数年間なんですよ。
あの頃、男性キャラは「俺様系」が流行っていたと思います。私は俺様系を描くのが苦手だったんですが、それでも少女小説を書こうとしてました。
で、時は流れて今現在。ウケるストーリーのパターンもおおいに変化しましたが、流行りの男性キャラも変わりましたね。たぶん、「大人なハイスペ完璧系」「生真面目で溺愛してくるもしくはヤンデレ気味」っていうのが多いのかな? これなら俺様系よりは描けそうかも、なんて思ったりしてます。
あと、主人公の女の子が冒険しないパターンも増えた気が。特に私が勝手に「シンデレラ系」と名付けてるジャンルは、女の子が受け身で事件が向こうからやってくるパターン、の気がします。

「シンデレラ系」って面白いくらいに「落窪物語」をなぞってますよね、と自分では思ってます。例えば主人公の女の子が、所属するコミュニティにおいて特筆すべき特技や能力があるけど冷遇されているところ、とか。
「落窪物語」は平安時代に書かれた創作物語ですが(私は漫画版しか読んだことないけども)、和風シンデレラと呼ぶにピッタリなお話ですよ。主人公の女性は貴族の身分なのに針でいろいろ縫うのがが得意なんです(※この時代、針子の仕事は身分の低い女性がするものという見られ方をしていたそうな)。主人公に意地悪してた側の人たちはお話の後半で嫌な目に合うし。これはいわゆる「ざまぁ」になるわけですね。
たまたまだとは思いますが、平安時代の創作物語と今ウケる少女小説のストーリーのパターンがほぼ同じって、面白いですよね。


私個人の創作の課題としては、まあいろいろあるんですけども、最近強化した方がいいのかなと思っているのは、ストーリー作りの勉強をしてみることと、女の子キャラのパターンを増やすこと、ですかねえ。

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