「私お嫁に行くので」カラ主
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日が明けても、全てが予想と違う方へ行ったことで私は途方に暮れていた。
肝心のカラスバさんには「ゆっくり観光して行きや」と追い出されるし(仕事があるから仕方ない)ひとりでぶらついていた。ミアレとは雰囲気は違うがここも観光地だ。1番違うところは神様や見えない存在を祀る場所があちこちにあること。
お屋敷と違って人の気配がするのでほっとする。考えを整理するのにはいいのかも。
カラスバさんとミアレ以外で会うのも、カラスバさんが前向きに見えることも全てが予想外だ。
それにカラスバさんの揶揄いに戸惑いよりも嬉しさが勝っていた自分に対しても怖くなった。
近過ぎる距離に緊張して強い反応を返してしまい、そこから逃げている。
嬉しいけれど怖い。
昔から決まっている事だからと自分の感情を覆い隠していたので、恋に憧れているところがある。その相手がよく知っている相手だと……勝手が違ってくる。
よりにもよってカラスバさんかあ。強い人だし、街の為とは言え私のことも気にかけてくれている。人一倍優しいところのある人だと言うことも嫌という程見てきた。
そのとき、ポーチの中でボールが微かに揺れた。あ、そうか。
「出ておいで」
私の相棒はボールから出てきて不思議そうに辺りを見回している。
「ごめんね、遠くまで連れて来ちゃって」
家にも連絡しなきゃなあ。
どう話したもんかと悩んでると電話はすぐに繋がった。
「母さん?こっち着いたよ。向こうの人とも会った。……うん。全部聞いた。ビックリしたけど良かった、うん。良い事だもんね」
家で会った時より母の声に元気が無いような気がする。心配をかけているんだろうか?
「私は大丈夫だよ。……あー、うん、その人とも会った。良い人だから大丈夫」
良い人、の辺りでお母さんの「いいから帰って来なさい」の声に話を遮られる。いや、えーと、カラスバさんて一見すると物凄く癖が強いけど街の為を思ってて根は真っ直ぐな人で……という私の声と、娘を思う母の説教がぶつかり合って。
気付けば町を行く人の視線が集まっていた。
「落ち着いたらまた連絡するから。ポケモンも一緒だしあんまり心配しないで待ってて」
人に干渉することを好まないミアレと違いここではとても目立ってしまう。
一方的に捲し立て電話を切ると溜息が出てきた。先行きが思いやられる…。
「迷惑だから電話はやめようか。ゆっくりあちこち見ていこうね」
そう言うとポケモンが上機嫌で可愛く鳴いた。
肝心のカラスバさんには「ゆっくり観光して行きや」と追い出されるし(仕事があるから仕方ない)ひとりでぶらついていた。ミアレとは雰囲気は違うがここも観光地だ。1番違うところは神様や見えない存在を祀る場所があちこちにあること。
お屋敷と違って人の気配がするのでほっとする。考えを整理するのにはいいのかも。
カラスバさんとミアレ以外で会うのも、カラスバさんが前向きに見えることも全てが予想外だ。
それにカラスバさんの揶揄いに戸惑いよりも嬉しさが勝っていた自分に対しても怖くなった。
近過ぎる距離に緊張して強い反応を返してしまい、そこから逃げている。
嬉しいけれど怖い。
昔から決まっている事だからと自分の感情を覆い隠していたので、恋に憧れているところがある。その相手がよく知っている相手だと……勝手が違ってくる。
よりにもよってカラスバさんかあ。強い人だし、街の為とは言え私のことも気にかけてくれている。人一倍優しいところのある人だと言うことも嫌という程見てきた。
そのとき、ポーチの中でボールが微かに揺れた。あ、そうか。
「出ておいで」
私の相棒はボールから出てきて不思議そうに辺りを見回している。
「ごめんね、遠くまで連れて来ちゃって」
家にも連絡しなきゃなあ。
どう話したもんかと悩んでると電話はすぐに繋がった。
「母さん?こっち着いたよ。向こうの人とも会った。……うん。全部聞いた。ビックリしたけど良かった、うん。良い事だもんね」
家で会った時より母の声に元気が無いような気がする。心配をかけているんだろうか?
「私は大丈夫だよ。……あー、うん、その人とも会った。良い人だから大丈夫」
良い人、の辺りでお母さんの「いいから帰って来なさい」の声に話を遮られる。いや、えーと、カラスバさんて一見すると物凄く癖が強いけど街の為を思ってて根は真っ直ぐな人で……という私の声と、娘を思う母の説教がぶつかり合って。
気付けば町を行く人の視線が集まっていた。
「落ち着いたらまた連絡するから。ポケモンも一緒だしあんまり心配しないで待ってて」
人に干渉することを好まないミアレと違いここではとても目立ってしまう。
一方的に捲し立て電話を切ると溜息が出てきた。先行きが思いやられる…。
「迷惑だから電話はやめようか。ゆっくりあちこち見ていこうね」
そう言うとポケモンが上機嫌で可愛く鳴いた。