ガイ主置き場
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相棒のおやつ、ミアレガレットを買いに通りへ出たセイカは見知った姿を認めた。
声をかけるか一度は迷ったが見送った。
そう歳の違わない女の子と一緒だったのだ。笑顔でガイに何やら話しかけている彼女の姿に、邪魔だったら悪いな、と思ってしまった。
ガイの深い交友関係は知らない。母親や祖母のことは聞いたけど今一緒に出かける仲の人がいるのかは聞いたことがない。
どうやって尋ねたらいいかも分からない。
MZ団は皆それぞれのフィールドがあって適度に距離を取り合っていた。ダンス、お裁縫、ミアレのこと、ポケモンバトル。お互いが好きなことをしながら、ミアレのために時々集まる。それが居心地の良さになっている。
ガイに人助けは好きにさせてやりたい。彼はリーダーではあるけど、それが皆の共通認識だ。
だがガイは今夜もホテルに戻らず食卓の彼の席は不自然に空いたままだった。昼間にやはり声をかけておくべきだった。
仕方なし、寝るかと思ってロトムスマホで興味を引くサイトを取り留めなくぐるぐる回していると、メッセージが届いた。
[寝るまで話せる?]
ちょうど今から寝るところだと告げるとガイはセイカに夜通し寝かし付けてくれると言った。
返信をするより先に電話が鳴り、受信ボタンをタップしたら懐かしい声が201号室を満たす。
「今日は起きて勉強するからセイカが寝るまでついててやるよ。前に眠れなかった時にオレが部屋まで行って寝かし付けてやったろ?」
「いつの話?ちゃんと眠れるって。いつからミアレにいると思ってるの」
「またまた」
「オレがホテルに連れてきたからには、しっかり寛いで貰わないとな」
「えー私チップ出さないよ」
「くれるつもりだったのか?セイカはサービス。ずっと
「えー…怖いなあそれ」
「
「サビ組みたいに怖い話だったりするもんね」
「うえーっ、それ本当に怖いやつじゃん…」
「大丈夫だよ、もしそんな事があったら私がガイのことを守るから」
くすくす笑って、無言が訪れると本をめくる音が聴こえてくる。時折ニャオニクスが甘えて喉を低く鳴らす音が響いて、遠くでサイレンが鳴っている。
そっか向こうは通りに面してるから車が走ってるんだ…
ホテルZは裏路地だから夜は人の気配が途絶えていっそう静かになる。時々自室の暗がりが孤独を伴って私を覆い尽くす。そういう時は目を瞑ってひたすら明日したいことを考えた。
慣れたし平気だと思ってたけど……
たくさんの気配に包まれて体が暖かくなっていく。滑らかに眠気に誘われるのはいつぶりだろう。瞼を重く感じて、とろとろと眠たさを隠しきれなくなった声で私は意識を保とうと会話を放る。
ガイって好きな子とかいるの?
…いる、かな?
…うん、いる。
そーか。付き合ってる?
いや
付き合えそう?
どうだろ?そういうのよりも、ただ一緒にいたいかな
何それ。がんばりなよ
うん。ちゃんと今日も優しくしてる
(きっと昼間の子だ…よかったねガイ…たぶんね、両思いだよ)
寝息が聴こえる。
セイカの寝ているのを確認するとガイはとびきり優しく微笑んで寝顔を眺めた。
どれだけ優しくしてもまだ足りない。
/END
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