【カラ主】「主人公さまは客観的に見て可愛らしいかと」
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ワイルドゾーンから出てきたスピルに通話がかかってきた。
「お疲れさん」
「どうしてるか気になってな。最近会わへんやん。リワードバトルで呼び出されるの楽しみに待ってるんやけどなあ。」
「…お説教ですか?」
「いや。オマエのやり方や能力を疑っとるわけやない。純粋に心配しとる」
「ポケモンバトル以外のことも楽しめって言うたのオレやしな、楽しんどるんやったらええわ」
スピルが言い淀んでいる様子にカラスバも気が付く。
「えーと、スピル。やっぱ事務所に遊びにおいで。今なら時間あるやろ?」
xx
スピルは珍しく顔色を沈ませた様子でぽつぽつと語り始めた。
「声を掛けてくるのって初めはトレーナーの人が多くて。バトルで会った時に話しかけられるくらいだったから困ってなくて」
「トレーナーじゃなさそうな人が増えてきて。カフェに行ったら隣に座られたり急にホテルの前まで来られたりするので……」
「難儀やな」
「あ、いやいやサビ組に何とかしてほしいとかではなく!飽きられるのを待てばいいし」
慌ててカラスバを止める。
「……や、まあ分かるよ。オレかてそない何もかもケンカ吹っ掛けたりせえへんわ。」
「それはそれとして彼氏のフリでもしたろか?」
「カラスバさんが?」
「ジプソに頼んでもええけど」
「はい、ご用命とあれば」
「それはだいぶ……」
「だいぶ穏当なやり方やろ?」
椅子から立ち上がってソファに座るように促す。
「オレって分からんくてもええんやろ?」
ジャケットを脱いでネクタイを緩めて、目立ってしまう眼鏡を外す。
スピルの頭を胸に抱き寄せる。知らない人が見たら彼氏の胸に甘えてる彼女だと思うだろう。
「これで撮りや」
ミアレに居る人なら誰でも持っているスマホロトムが出てきてカシャ、とシャッター音を鳴らす。
「しつこい奴がいたらコレ見せたりや」
こんなものでもお守り程度にはなるだろう。
「まだ撮る?」
スピルはうん、と答えてロトムを構えた。真剣な顔でロトムをあちらへ、こちらへと動かしている。
そんだけしつこい男がおるっちゅうことなんやろか──そんな男がおったら冷たい川でちょっとばかり水浴びでもさせて……
カラスバの手がスピルの髪に伸びる。指が柔らかい髪を掻き分ける。
そのままふっくらと膨らんだ頬に指を滑らせる。ひんやりと冷たく柔らかい感触がカラスバの手に伝わる。
「なかなかええんちゃう」
撮ることに夢中でカラスバの手に気づいていないことをいいことに、指が唇の横を掠める。小さく開いた唇に名残惜しさを覚えながら指を離した。
「皆に見える所に上げるのはやり過ぎかなぁ〜…」
「オレは構へんで」
スピルは撮れた画像を吟味している。
えーと、その写真全部、オレ欲しいんやけど……
「カラスバさんありがとう」
「ええよええよ、貸し借り無しや」
それからスピルはご飯の時間だと言って嵐のように出て行った。
身なりを整えて仕事に戻る。集中が途切れかけたところで休憩するために立ち上がると、後ろを着いてきたジプソが聞いてきた。
「ボス、先程の……わたくしも見たいのですが」
「や、オレもや」
「公開されるの待つしかないですね」
けれどその写真がアップされることはなかった。
「お疲れさん」
「どうしてるか気になってな。最近会わへんやん。リワードバトルで呼び出されるの楽しみに待ってるんやけどなあ。」
「…お説教ですか?」
「いや。オマエのやり方や能力を疑っとるわけやない。純粋に心配しとる」
「ポケモンバトル以外のことも楽しめって言うたのオレやしな、楽しんどるんやったらええわ」
スピルが言い淀んでいる様子にカラスバも気が付く。
「えーと、スピル。やっぱ事務所に遊びにおいで。今なら時間あるやろ?」
xx
スピルは珍しく顔色を沈ませた様子でぽつぽつと語り始めた。
「声を掛けてくるのって初めはトレーナーの人が多くて。バトルで会った時に話しかけられるくらいだったから困ってなくて」
「トレーナーじゃなさそうな人が増えてきて。カフェに行ったら隣に座られたり急にホテルの前まで来られたりするので……」
「難儀やな」
「あ、いやいやサビ組に何とかしてほしいとかではなく!飽きられるのを待てばいいし」
慌ててカラスバを止める。
「……や、まあ分かるよ。オレかてそない何もかもケンカ吹っ掛けたりせえへんわ。」
「それはそれとして彼氏のフリでもしたろか?」
「カラスバさんが?」
「ジプソに頼んでもええけど」
「はい、ご用命とあれば」
「それはだいぶ……」
「だいぶ穏当なやり方やろ?」
椅子から立ち上がってソファに座るように促す。
「オレって分からんくてもええんやろ?」
ジャケットを脱いでネクタイを緩めて、目立ってしまう眼鏡を外す。
スピルの頭を胸に抱き寄せる。知らない人が見たら彼氏の胸に甘えてる彼女だと思うだろう。
「これで撮りや」
ミアレに居る人なら誰でも持っているスマホロトムが出てきてカシャ、とシャッター音を鳴らす。
「しつこい奴がいたらコレ見せたりや」
こんなものでもお守り程度にはなるだろう。
「まだ撮る?」
スピルはうん、と答えてロトムを構えた。真剣な顔でロトムをあちらへ、こちらへと動かしている。
そんだけしつこい男がおるっちゅうことなんやろか──そんな男がおったら冷たい川でちょっとばかり水浴びでもさせて……
カラスバの手がスピルの髪に伸びる。指が柔らかい髪を掻き分ける。
そのままふっくらと膨らんだ頬に指を滑らせる。ひんやりと冷たく柔らかい感触がカラスバの手に伝わる。
「なかなかええんちゃう」
撮ることに夢中でカラスバの手に気づいていないことをいいことに、指が唇の横を掠める。小さく開いた唇に名残惜しさを覚えながら指を離した。
「皆に見える所に上げるのはやり過ぎかなぁ〜…」
「オレは構へんで」
スピルは撮れた画像を吟味している。
えーと、その写真全部、オレ欲しいんやけど……
「カラスバさんありがとう」
「ええよええよ、貸し借り無しや」
それからスピルはご飯の時間だと言って嵐のように出て行った。
身なりを整えて仕事に戻る。集中が途切れかけたところで休憩するために立ち上がると、後ろを着いてきたジプソが聞いてきた。
「ボス、先程の……わたくしも見たいのですが」
「や、オレもや」
「公開されるの待つしかないですね」
けれどその写真がアップされることはなかった。
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