【カラ主】「主人公さまは客観的に見て可愛らしいかと」
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(1のオマケ)
わたくしは、バトルの強さに惚れ込みましたが……
世間の人はきっとそうではないということは分かる。
わたくし達の生きる世界では強さが何より物を言うのだが、表で生きる人はそうではない。
彼らがスピルを知った時に目を引くのは容姿だろうと思った。
彼女には一切の非も責任もないのだが。
世間の話題を攫った人がたまたま特定の相手に縛られておらず、好ましい容姿を持っていたら。善良とされる人々にも邪な心が忍び寄る時はいくらでもある。
興味本位でスピルさまの周囲にやってきた人間が増えてきた今。
それでいて、そういう相手とスピルさまが良い仲になろうともどこにも問題はない。好個の例と言うべき人物と出会うとも限らない。
カラスバさまはお分かりになるだろうか…
まだガキだった頃から誰より商売機に聡く目端に評判のあるボスに弱点があるとしたらそのあたりだ。
自身のことを含め、世間的なルックスの見られ方を勘定しない。スピルさまが曝されている世間の目に無頓着で清くあろうとするだろう。
差し出がましいとは思いましたが…
時折スピルさまが出ていかれた扉のあたりを名残惜しそうに見つめているボスを知っているから手を出したくなってしまった。
であれば最後まで見届けるまで。
カラスバさまに自信を持ってほしい!
そこからは折につけボスを褒めた。
あの!ボスは!控えめに言って最高の男かと!
褒めているのは普段からだったがいつも以上にひたすら褒めてみた。スピルさまが可愛らしい方だとすれば、ボスは男も惚れる男で客観的に完璧なほどお似合いなのですから(部下の贔屓目でそう見えているのかも、とは思った)
「なに?なんかあったんか?どないした?」と言われても構わず褒めた。
「……ジプソおまえなんかやらかしたんか?」
ついにある時、ジプソの前を歩いていたカラスバが足を止めて深刻な顔をして尋ねた。
「いえ別に、そういう事はありませんよ!」
「せやったらええけど…?褒めてくれよんのは嬉しいけどさ、理由が分からんなと」
言い淀むジプソの答えをカラスバは辛抱強く待った。
「すみませんでした。ボスは主人公さまのことで悩まれているのかと勝手に思い」
励まされてることに気づき、カラスバの耳は紅潮して熱くなる。
「いやイロチミミロルかってくらい顔ピンク色になる」
「赤いものの喩えもっといいものあると思いますボス!えーっと、ミニリュウですとかヤドンが」
「今それどうでもええ……」
「一人で何もできない男やと思われてる…!?そこまでか」
「ああ逆効果!わたくしもう何も言いませんので…!深く反省します!」
ボスがいい男なのは本当ですわたくしが保証します、と話すジプソを静止して、カラスバは先を急いだ。
早くここを離れたい。
今日は一段と街ゆく人々の視線が痛い。
わたくしは、バトルの強さに惚れ込みましたが……
世間の人はきっとそうではないということは分かる。
わたくし達の生きる世界では強さが何より物を言うのだが、表で生きる人はそうではない。
彼らがスピルを知った時に目を引くのは容姿だろうと思った。
彼女には一切の非も責任もないのだが。
世間の話題を攫った人がたまたま特定の相手に縛られておらず、好ましい容姿を持っていたら。善良とされる人々にも邪な心が忍び寄る時はいくらでもある。
興味本位でスピルさまの周囲にやってきた人間が増えてきた今。
それでいて、そういう相手とスピルさまが良い仲になろうともどこにも問題はない。好個の例と言うべき人物と出会うとも限らない。
カラスバさまはお分かりになるだろうか…
まだガキだった頃から誰より商売機に聡く目端に評判のあるボスに弱点があるとしたらそのあたりだ。
自身のことを含め、世間的なルックスの見られ方を勘定しない。スピルさまが曝されている世間の目に無頓着で清くあろうとするだろう。
差し出がましいとは思いましたが…
時折スピルさまが出ていかれた扉のあたりを名残惜しそうに見つめているボスを知っているから手を出したくなってしまった。
であれば最後まで見届けるまで。
カラスバさまに自信を持ってほしい!
そこからは折につけボスを褒めた。
あの!ボスは!控えめに言って最高の男かと!
褒めているのは普段からだったがいつも以上にひたすら褒めてみた。スピルさまが可愛らしい方だとすれば、ボスは男も惚れる男で客観的に完璧なほどお似合いなのですから(部下の贔屓目でそう見えているのかも、とは思った)
「なに?なんかあったんか?どないした?」と言われても構わず褒めた。
「……ジプソおまえなんかやらかしたんか?」
ついにある時、ジプソの前を歩いていたカラスバが足を止めて深刻な顔をして尋ねた。
「いえ別に、そういう事はありませんよ!」
「せやったらええけど…?褒めてくれよんのは嬉しいけどさ、理由が分からんなと」
言い淀むジプソの答えをカラスバは辛抱強く待った。
「すみませんでした。ボスは主人公さまのことで悩まれているのかと勝手に思い」
励まされてることに気づき、カラスバの耳は紅潮して熱くなる。
「いやイロチミミロルかってくらい顔ピンク色になる」
「赤いものの喩えもっといいものあると思いますボス!えーっと、ミニリュウですとかヤドンが」
「今それどうでもええ……」
「一人で何もできない男やと思われてる…!?そこまでか」
「ああ逆効果!わたくしもう何も言いませんので…!深く反省します!」
ボスがいい男なのは本当ですわたくしが保証します、と話すジプソを静止して、カラスバは先を急いだ。
早くここを離れたい。
今日は一段と街ゆく人々の視線が痛い。