ふしぎロマンス~おまけ~
夢小説設定
この小説の夢小説設定ふしぎ遊戯の原作に沿って進むお話。
オリジナル要素も多いです。
七星士よりも上の大人ヒロイン。
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・・・おまけ
「なんや?これで終いか?」
「そォみたいね~」
「………………」
「……………ぷっ」
「だはははははは!!!会ったかと思たら、ちゅー!?ちゅーの1つで終わりなんか!」
「しょーがないわよ~!あの2人なんだから健全……」
「「あははははははは!!!」」
「だったら何なのだ……」
「ははは!………ハハ……いたの?」
「たった今、奏多と戻ってきたところなのだ」
「お、おおおー!ようやったな!お疲れさん!」
「心にもないことを」
「そんなことないわよー!良かったじゃない!ちゃんと転生できて!」
「まあ、それは……有り難いと思うのだ」
「井宿ー!おーい!」
「鬼宿?」
「よっ、お疲れさん!」
「君も」
「オレさ、宿南魏(すくなみ たか)に生まれ変わったんだぜ」
「そう奏多に聞いていたところだったのだ」
「お前は?」
「というと?」
「名前だよ!」
「…………いや、別に……」
「あ、こんなところに荷物が落ちてます」
「だっ!?なぜそこに俺のが……!ま、待つのだ!張宿……!」
「どれどれー?なんや、これ」
「ああ、それ免許証だよ。井宿、取ったのか」
「あ!これ名前じゃなぁい?」
「ほう、い……じゅん?」
「……違うのだ。“芳井 准(よしい じゅん)”なのだ」
「あら、いい名前じゃないのー!」
「ネーミングセンス疑ったのだ。君たちは俺の名を知らないから……」
「“芳准”だよね、井宿」
「「「「透!?」」」」
「やあ、黄龍になりました、透です」
「あんた!なんてやつなのよ、もー!」
「ははっ、俺もそう思うよ。黄龍の力、使ってごめんね?」
「あ、頭痛くなってきよった……」
「もう1回味わっとく?俺はまだ能力使えるよ」
「いらんわ!!」
「透、君は本当に良かったのだ?」
「もちろん。あ、それとも俺にくれる?奏多を」
「嫌なのだ」
「それはそーと、井宿たちもうこれ以上何も無いの?」
「そりゃそーじゃねェの?もう終わっちまったし」
「えーー!井宿、ダメじゃん!奏多ちゃん押し倒すくらいしなよー!」
「み、美朱!?」
「いや、それも考えたのだが……」
「考えとったんかい」
「あんた、奏多の顔見て言いなさいよ。引いてるわよ」
「だっ!?この欲は仕方が無いのだ!」
「あ、今ので完全に逃げちゃったよ」
「どうしてくれるのだ~……」
「反動ありすぎやろ。煩悩の塊や」
「ちゅー止まりじゃあねェ」
「しかし、このまま進めては裏の部屋に行かなくてはいけないらしいのだ」
「あ?ここ、裏部屋なんかあるんか?」
「見たことないわね」
「試しに、奏多に行こうか、と誘ってみたら全力で拒否されたのだ」
「「(憐れ、井宿……)」」
「まあ、いつか本気で連れ込めばいいのだ」
「……奏多に危険を教えてあげなきゃだわ」
「裏部屋なんぞ鍵かけてやるで!」
「あーーーっ!井宿が錫杖手にしとるー!」
「げっ……あんた術使えないんじゃ……」
「ここは何でもありなのだ!」
「……でもどうやら井宿さん」
「………だ?何なのだ?今、忙しい……」
「次のお話があるから、井宿さんのお話は終わり、だそうですよ?」
「ホントの話なのだ!?張宿!」
「はい、ここにメールが……」
「あらやだ、また出番ー?今度こそあたしの話ね!」
「……柳宿、今度も無理だろう」
「なんでよォ、軫宿」
「俺達は、死んでいる」
「なんですって!?」
「うっわ、オレ達じゃねェオレ達になるわけか」
「なんじゃい!そりゃ!!」
「で、では俺と奏多は……」
「終わりだろうな」
「あ、井宿が崩れ落ちたわ」
「そりゃショックやろうなあ!だはは!」
「なんであんた、嬉しそうなのよ」
「あ?ここんとこ見てみい。オチ……“翼宿”や!!オレや、オレ!!」
「ぬぁ!ぬぁんですってー!!」
「柳宿、落ち着くのだ。どうせあの作者のことだから未定だ」
「そ、そうですわね。柳宿も頑張りますわ!……もう、次の子はどんな子なの!!」
「それならここに写真がありますよ」
「どれどれェ?」
「…………なんや、このくそジャリは……」
「まーた変な子ねェ……」
「またとは何なのだ。奏多は変な子ではないのだ」
「ハイハイ、聞いてんじゃないわよ」
「これのどこに女を感じろ言うねん」
「そりゃあんた、これからの翼宿は女だと感じるんでしょ」
「無理やな。どのオレでも無理や。やっぱ、奏多が……」
「寄るな!近寄ることを禁ずるのだ!!」
「お前だけずるいんじゃ!ボケェ!!」
「鬼宿、また始まるんだね」
「だな。新たなオレらが頑張るんだろうな」
「はいはーい、締めるわよ!」
「おー、そやな!」
「ふしぎな世界、またはじまるわよ!」
「また読みに来たってやあ!」
〈終〉