〜始まりの物語〜
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食事を終えた私達は再び歩き出した
私と剛志さんはアイアンウィルの皆さんに囲まれて
護衛をされながら森の中を進んでいた
リタ「ん?」
先頭を歩いていた斥候のリタが何かの気配に気がついた
カサカサッ🌿
リタが視線を向けた木の葉の所から蛾っぽい魔物が姿を現した
その蛾っぽい魔物を倒すべく
ヴィンセントとヴェルナーは一目散に走り出した
ガキィーン⚔️
ミカ ムコーダ「「!!」」
ベチャッ
ムコーダ「ヒィィ!」
ミカ「キャッ!」
私と剛志さんは飛ばされてきた蛾っぽい
魔物の残骸に悲鳴をあげた
それからはヴィンセントさんがビアンカさんに
手の治療をしてもらっている間に斥候のリタさんが
森の奥へ様子を見に行ってもらっていたようで
リタさんが戻ってきてヴェルナーさんに近寄った
リタ「レッドボアがいる!なんか気が立ってるみたい!」
ミカ&ムコーダ「「……(ボア…猪?)」」
私と剛志さんはヴェルナーさんとリタさんの
話しを聞いてボアについて考えた
ヴェルナー「レッドボアなら遠回りするするまでもない」
ヴェルナーさんはそういうと後ろにいたラモンさんの方を向いた
ヴェルナー「ラモン!こちらに追い出せるか!?」
ラモン「無論!!」
ヴェルナーさんの言葉にラモンさんは
杖を持ちながら返事を返した
ガサガサ🍃
ラモンさんの言葉の直後に茂みからレッドボアが現れた
グワー
ムコーダ&ミカ「「デカッ!!!」」
ヴェルナー「ミカちゃんとムコーダさんは下がって!」
レッドボアが出て来た事によりヴェルナーさんは
私と剛志さんを背にして言葉をかけてくれた
ミカ「ヴェルナーさん……」
私は守ってくれようとしているヴェルナーさんが
頼もしくみえたが心配ではあった
ヴェルナー「ミカちゃん、大丈夫だから心配しなくていい」
ミカ「はい!」
ビアンカ「お二人ともこちらへ」
ビアンカさんは私と剛志さんを自分の方へと
来るように促してくれた
それを見届けたヴィンセントとヴェルナーは
2人同時にレッドボアへと走り出すと斬りつけた
ミカ「……」
ムコーダ「……」
2人が戦っている後でビアンカさんとリタさんに
守ってもらいながら戦闘の行く末を見届けていたら
そこまで時間もかからずにレッドボアを倒したようで
レッドボアが倒れた
ムコーダ&ミカ「「さすがCランク」」
私と剛志さんの2人だけの旅だったらこうは
行かなかっただろうと思うと恐ろしく感じた
リタ「今のうちに血抜きを済ましちゃお♪」
リタさんはそういうとレッドボアの元へと走り出した
その直後……
ガサガサ!
グワー
もう一体のレッドボアが現れ、こちらの方へと走ってきた
ヴェルナー「ミカちゃん!!」
リタ「ミカちゃん!!」
ビアンカ「ミカちゃん!!」
ラモン「ミカさん!!」
ヴィンセント「ミカちゃん!!」
ムコーダ「ミカちゃん!!」
私がみんなの声にレッドボアの存在に
気がついた頃にはすぐそこまで迫っていた
ミカ「いやー!!!!来ないで!!!!」
私が手のひらをレッドボアの方へと向けた直後……
ひんやりとした冷気が現れて矢のような形状の氷の塊が現れ
その氷の矢は命令もしていないのに
まるで私を守るようにして勝手に飛んで行った
私の元を氷の矢が離れたのにひんやりとした冷気は
油断ならないというかのように
私を外敵から守るように私の身体を包むように渦巻いていた
グサッ!グサッ!グサッ!グサッ!
私が放った?氷の矢はレッドボアに命中したようで
レッドボアは倒れた
ミカ「消えた……」
レッドボアが倒れた直後にそれまで私の身体を包むように
渦巻いていた冷気が消えた
ラモン「今のは氷の魔法!」
ミカ「氷の魔法?」
私は不思議だったステータス隠蔽でステータスを
隠しているはずなのに氷の魔法を使えたことに……
ラモン「おぬしには氷の魔法の適性があるんだろうな」
ミカ「でも私……今まで魔法なんて……」
私が今まで魔法を使ったことがないのは事実だけど
不思議な感覚だった……力が私の意思を汲み取り
勝手に現れたかのような……そんな感じだった
ラモン「まるで魔力が自らの判断で
そなたを守ろうとしていたかのようだった」
ミカ「!!!」
私が思っていた事をラモンさんに伝わったのかというぐらい
的確な判断だった
ムコーダ「ミカちゃん?手の甲大丈夫?」
ミカ「えっ?」
剛志さんの言葉に私が手の甲をみると……
ミカ「なにこれ!!」
私の手の甲には剣、槍、弓、片手剣…等の武器の紋様の後に
龍、虎の紋様が順番に浮かび上がっていた
その紋様はまるで意思があり、
居場所を知らせるかのように点滅していた
ムコーダ「痛くないの?」
ミカ「痛くはないよ……
(でも伝わってくる……焦りが……なにを焦ってるの?)」
点滅している紋様は痛くはないが不思議と焦りが伝わってきた
ヴェルナー「ミカちゃん?大丈夫か?」
ミカ「ごめんなさい💦大丈夫です!」
ヴェルナー「本当か?無理してないか?」
ミカ「はい(^^)♪」
ヴェルナー「それならいいが何かあればいつでも言ってくれ」
ミカ「ありがとうございます(^^)♪」
私は心配してくれるヴェルナーさんに笑顔でお礼を言った
リタ「それより血抜き!」
リタさんは再び血抜きを始めた
……………………。
それからしばらくしてレッドボアの血抜きと解体が終わったので
みんなその解体されたレッドボアの近くに集まった
ヴェルナー「レッドボアは皮と牙もそこそこの値段で
買い取ってもらえるからな」
ヴィンセント「肉は惜しいけど食える分にするしかないね」
ヴェルナー「そうだな」
私と剛志さんはヴィンセントさんとヴェルナーさんの
言葉を聞いてお互いに視線を送った
ミカ「……(私達のアイテムボックスを使うのね♪)」
私と剛志さんのアイテムボックスは食材を長く入れていても腐らずに保管が出来るので今回倒したレッドボア2頭の肉ぐらいなら全然余裕なのでその事を伝える事にする
ムコーダ「えっ!もったいない……」
ミカ「それじゃ、私達のアイテムボックスに
入れて行きませんか?」
ヴェルナー「それは助かるが……」
ムコーダ「これぐらいならなんとか……へへっ💦
(という設定で通す!!)」
ミカ「2人で手分けすれば大丈夫です♪」
それからの私と剛志さんはレッドボアの肉を
アイテムボックスへと収納した
……………。
レッドボア狩りをした場所からしばらく歩いて日が傾いてきたので廃れた建物があったであろう場所で野宿をする事になった
ムコーダ「今日は早めの夕食にしますか!」
ミカ「♪」
ヴェルナー「またあのパンが食えるのかなぁ?」
ミカ「今日はそれだけじゃなくて別の物を♪」
それからの私達は木を集めて薪に火を点けたりした
パチパチ🔥
ミカ「うふふっ笑笑」
ムコーダ「見てられると恥ずかしいんで出来上がりを
楽しみに待っててもらえますか?」
薪を背にして夕食をまだかと集まって来ていた
アイアンウィルの人達に向けて言った
全員「「はーい」」
アイアンウィルの皆さんは私達から背を向けてくれた
ムコーダ「……(本当はネットスーパーの商品を
みられたくないからなんだけどね……)」
ミカ「……♪」
私はネットスーパーで買った商品を手に何やら考えている剛志さんを尻目に野菜やらを刻んでいる
ガチャッ
私は鍋が乗ったカセットコンロに火を点けた
ミカ「まずベーコンを炒めて、安売りをしていたキャベツ、にんじん、じゃがいもを煮込んで♪ソーセージをいれないとね♪」
グツグツ🫕
ムコーダ「ズー」
剛志さんはいい感じに煮えてきた鍋の出汁の味をみてくれた
ミカ「どう?」
ムコーダ「うん♪これでいいよ♪出来上がり♪」
異世界のソーセージたっぷりポトフとパンが完成した
ミカ「私が取り分けるね♪」
ムコーダ「お願いね」
ミカ「うん(*^^*)♪」
私が取り分けた器を剛志君へと渡した
ムコーダ「熱いんで気をつけて下さい」
ビアンカ「はい!」
ビアンカはムコーダから器を受け取るとバケツリレー形式でとなりのリタへと手渡した
リタ「うわぁぁ♪もしかしてスープ?」
ムコーダ「ポトフ…ソーセージと野菜のいろいろ煮込みってとこですかね」
ミカ「お口に合うといいんですが……」
私は剛志さんと晩御飯を作ったのはいいけど
ポトフは向こうではメジャーな食べ物だったけど
こちらではそうではないようなので味が好みか、
またその味が口に合うかが凄く不安だった
ヴェルナー「ミカちゃんとムコーダさんが作ってくれたんだ
口に合うかどうかなんて心配しなくていい」
ミカ「そう言っていただけて嬉しいです♪」
私はヴェルナーさん、ヴィンセントさん、ラモンさんの
3人にポトフが入った器を手渡しながら話した
ヴィンセント「ミカちゃん♪ここおいでよ♪」
ヴィンセントさんは器を手渡し終わった私が剛志さんの
横に戻ろうとしていた所に声をかけると自分とヴェルナーさんとの間に来るように言ってくれた
ミカ「それじゃ、お言葉に甘えて♪」
私はヴェルナーさんとヴィンセントさんの間に腰を下ろした
「「「「いただきまーす!!」」」」
私と剛志君が腰を下ろして直ぐに食べ始めた
リタ、ヴェルナー、ヴィンセント、ビアンカ、ラモンは
それぞれお椀に入ったポトフを口にしたが……
一同「「「……………」」」
ムコーダ「あれ?口に合わなかったですか?」
ミカ「どうですか?」
私と剛志君はアイアンウィルの皆さんが無言になったのでポトフが口に合わなかったのかと思い尋ねたが……
ガツガツ
ヴィンセントがお椀に入ったポトフを一気に食べた
ヴィンセント「ミカちゃん!ミカちゃん!おかわりある!!?」
リタ「ずるい!あたいも!」
ヴェルナー「もし、余っていたら……!」
美味しかったのかヴィンセントに続き、リタ、ヴェルナーとおかわりを求めた
ミカ「うふふっ♪わかりました♪」
私はそれぞれのお椀を受け取ると自分が持っていたお椀を置くと鍋に近付き、おかわりをよそいに行った
ムコーダ「そんなに……」
その光景を見ていたムコーダもどこか嬉しそうだが驚いてもいた
ラモン「旅の食事と言えば干し肉と固いパンばかりが普通だったが……」
ビアンカ「温かいものが食べられてホッとするわ♪」
ミカ&ムコーダ「「それは良かった♪♪」」
私はビアンカさん達の会話を聞きながらお椀にポトフを入れていた
リタ「このご飯のおかげか!あたいなんていつもより
身体のキレいい感じだもん♪♪♪」
リタは肩を回しながら言った
ビアンカ「私は疲れを感じなくなりました♪」
ビアンカも嬉しそうに2人に感想を言った
ムコーダ「良かった♪良かった」
ミカ「そう言ってもらえて嬉しいです♪」
私がお椀におかわりのポトフを取り分けていると
剛志君が手伝いに来てくれたので2人で手分けして
取り分けたポトフを運びながら返事を返した
ムコーダ「………ん?(なんかサプリの効果っぽい事いわれてるけど……そんなの入れてないよな?)」
ミカ「……(サプリの効果っぽいことを言われてるような気が……でもそんなの入れてないし……)」
俺とミカちゃんが思うことは同じだったようで彼女もなにか考える素振りを見せていた
おかわりを取り分けて、乗せたオボンはビアンカからリタに回っていた
ラモン「食いものが美味ければ気の持ちようも変わってきて当然だ」
私と剛志君は取り分けを終えるとそれぞれの元いた席に戻って再び食べ始めたけど……
ムコーダ「……(ちょっと鑑定させてもらうか)」
ミカ「……(鑑定させてもらいましょ)」
ブー!!!!
ムコーダ「……!ゲホゲホ」
ミカ「コホッコホッ……!」
鑑定したムコーダとミカはパラメータを見て驚きの余り吐き出していた
ヴィンセント「いきなりどうしたんっすか?」
私と剛志君がいきなりむせたのでヴィンセントさんがどうしたのかと尋ねてくれたけど鑑定したパラメータを見て……なんて言えないので……
ミカ「ごめんなさい……!変な所に入って……!」
ムコーダ「自分もです………!」
私達は変な所にスープが入ったという事にした……
ムコーダ&ミカ「……!(なにこのパラメータ!!
俺(私)の飯(ご飯)を食った(食べた)せい?)」
2人は手に持っているポトフを鑑定した
【ポトフ】
異世界の食材で作られたポトフ
体力を1時間
およそ20%向上させる
【ソーセージ】
異世界のソーセージ
魔力を10分間およそ2%向上させる
ムコーダ「……(これのせいなのか……)」
ミカ「………(これのせいなのね……)」
ムコーダ「……(これって考えたらかなりヤバいもんだよな……こっちの人にしてみたら異世界の食べ物だし……
食うだけで体力とか魔力とか上がるんだから……
これを誰かに知られたりしたら………
絶対!絶対!まずいことになる!)」
ミカ「……(これかなりヤバい物よね……
こちらの人からしたら異世界の食べ物よね……
食べるだけで体力とか魔力が上がるんだから……
これ誰かに知られたりしたら……
絶対にまずいことになるよね……!)」
ムコーダとミカは同じことを考えているようで
お椀を持ちながら2人とも固まっていて自分たちの能力が周りに知られたりしたらと考えると冷や汗もんだった
ムコーダ「………(誰にも言わないでおこう!!)」
ミカ「……(このことは私と剛志君の二人だけの秘密にしとこう!)」
私と剛志君はお椀に残っていたポトフを再び食べ始めた
その光景を茂みの中から覗く姿があるとは気付いていなかった……
私と剛志さんはアイアンウィルの皆さんに囲まれて
護衛をされながら森の中を進んでいた
リタ「ん?」
先頭を歩いていた斥候のリタが何かの気配に気がついた
カサカサッ🌿
リタが視線を向けた木の葉の所から蛾っぽい魔物が姿を現した
その蛾っぽい魔物を倒すべく
ヴィンセントとヴェルナーは一目散に走り出した
ガキィーン⚔️
ミカ ムコーダ「「!!」」
ベチャッ
ムコーダ「ヒィィ!」
ミカ「キャッ!」
私と剛志さんは飛ばされてきた蛾っぽい
魔物の残骸に悲鳴をあげた
それからはヴィンセントさんがビアンカさんに
手の治療をしてもらっている間に斥候のリタさんが
森の奥へ様子を見に行ってもらっていたようで
リタさんが戻ってきてヴェルナーさんに近寄った
リタ「レッドボアがいる!なんか気が立ってるみたい!」
ミカ&ムコーダ「「……(ボア…猪?)」」
私と剛志さんはヴェルナーさんとリタさんの
話しを聞いてボアについて考えた
ヴェルナー「レッドボアなら遠回りするするまでもない」
ヴェルナーさんはそういうと後ろにいたラモンさんの方を向いた
ヴェルナー「ラモン!こちらに追い出せるか!?」
ラモン「無論!!」
ヴェルナーさんの言葉にラモンさんは
杖を持ちながら返事を返した
ガサガサ🍃
ラモンさんの言葉の直後に茂みからレッドボアが現れた
グワー
ムコーダ&ミカ「「デカッ!!!」」
ヴェルナー「ミカちゃんとムコーダさんは下がって!」
レッドボアが出て来た事によりヴェルナーさんは
私と剛志さんを背にして言葉をかけてくれた
ミカ「ヴェルナーさん……」
私は守ってくれようとしているヴェルナーさんが
頼もしくみえたが心配ではあった
ヴェルナー「ミカちゃん、大丈夫だから心配しなくていい」
ミカ「はい!」
ビアンカ「お二人ともこちらへ」
ビアンカさんは私と剛志さんを自分の方へと
来るように促してくれた
それを見届けたヴィンセントとヴェルナーは
2人同時にレッドボアへと走り出すと斬りつけた
ミカ「……」
ムコーダ「……」
2人が戦っている後でビアンカさんとリタさんに
守ってもらいながら戦闘の行く末を見届けていたら
そこまで時間もかからずにレッドボアを倒したようで
レッドボアが倒れた
ムコーダ&ミカ「「さすがCランク」」
私と剛志さんの2人だけの旅だったらこうは
行かなかっただろうと思うと恐ろしく感じた
リタ「今のうちに血抜きを済ましちゃお♪」
リタさんはそういうとレッドボアの元へと走り出した
その直後……
ガサガサ!
グワー
もう一体のレッドボアが現れ、こちらの方へと走ってきた
ヴェルナー「ミカちゃん!!」
リタ「ミカちゃん!!」
ビアンカ「ミカちゃん!!」
ラモン「ミカさん!!」
ヴィンセント「ミカちゃん!!」
ムコーダ「ミカちゃん!!」
私がみんなの声にレッドボアの存在に
気がついた頃にはすぐそこまで迫っていた
ミカ「いやー!!!!来ないで!!!!」
私が手のひらをレッドボアの方へと向けた直後……
ひんやりとした冷気が現れて矢のような形状の氷の塊が現れ
その氷の矢は命令もしていないのに
まるで私を守るようにして勝手に飛んで行った
私の元を氷の矢が離れたのにひんやりとした冷気は
油断ならないというかのように
私を外敵から守るように私の身体を包むように渦巻いていた
グサッ!グサッ!グサッ!グサッ!
私が放った?氷の矢はレッドボアに命中したようで
レッドボアは倒れた
ミカ「消えた……」
レッドボアが倒れた直後にそれまで私の身体を包むように
渦巻いていた冷気が消えた
ラモン「今のは氷の魔法!」
ミカ「氷の魔法?」
私は不思議だったステータス隠蔽でステータスを
隠しているはずなのに氷の魔法を使えたことに……
ラモン「おぬしには氷の魔法の適性があるんだろうな」
ミカ「でも私……今まで魔法なんて……」
私が今まで魔法を使ったことがないのは事実だけど
不思議な感覚だった……力が私の意思を汲み取り
勝手に現れたかのような……そんな感じだった
ラモン「まるで魔力が自らの判断で
そなたを守ろうとしていたかのようだった」
ミカ「!!!」
私が思っていた事をラモンさんに伝わったのかというぐらい
的確な判断だった
ムコーダ「ミカちゃん?手の甲大丈夫?」
ミカ「えっ?」
剛志さんの言葉に私が手の甲をみると……
ミカ「なにこれ!!」
私の手の甲には剣、槍、弓、片手剣…等の武器の紋様の後に
龍、虎の紋様が順番に浮かび上がっていた
その紋様はまるで意思があり、
居場所を知らせるかのように点滅していた
ムコーダ「痛くないの?」
ミカ「痛くはないよ……
(でも伝わってくる……焦りが……なにを焦ってるの?)」
点滅している紋様は痛くはないが不思議と焦りが伝わってきた
ヴェルナー「ミカちゃん?大丈夫か?」
ミカ「ごめんなさい💦大丈夫です!」
ヴェルナー「本当か?無理してないか?」
ミカ「はい(^^)♪」
ヴェルナー「それならいいが何かあればいつでも言ってくれ」
ミカ「ありがとうございます(^^)♪」
私は心配してくれるヴェルナーさんに笑顔でお礼を言った
リタ「それより血抜き!」
リタさんは再び血抜きを始めた
……………………。
それからしばらくしてレッドボアの血抜きと解体が終わったので
みんなその解体されたレッドボアの近くに集まった
ヴェルナー「レッドボアは皮と牙もそこそこの値段で
買い取ってもらえるからな」
ヴィンセント「肉は惜しいけど食える分にするしかないね」
ヴェルナー「そうだな」
私と剛志さんはヴィンセントさんとヴェルナーさんの
言葉を聞いてお互いに視線を送った
ミカ「……(私達のアイテムボックスを使うのね♪)」
私と剛志さんのアイテムボックスは食材を長く入れていても腐らずに保管が出来るので今回倒したレッドボア2頭の肉ぐらいなら全然余裕なのでその事を伝える事にする
ムコーダ「えっ!もったいない……」
ミカ「それじゃ、私達のアイテムボックスに
入れて行きませんか?」
ヴェルナー「それは助かるが……」
ムコーダ「これぐらいならなんとか……へへっ💦
(という設定で通す!!)」
ミカ「2人で手分けすれば大丈夫です♪」
それからの私と剛志さんはレッドボアの肉を
アイテムボックスへと収納した
……………。
レッドボア狩りをした場所からしばらく歩いて日が傾いてきたので廃れた建物があったであろう場所で野宿をする事になった
ムコーダ「今日は早めの夕食にしますか!」
ミカ「♪」
ヴェルナー「またあのパンが食えるのかなぁ?」
ミカ「今日はそれだけじゃなくて別の物を♪」
それからの私達は木を集めて薪に火を点けたりした
パチパチ🔥
ミカ「うふふっ笑笑」
ムコーダ「見てられると恥ずかしいんで出来上がりを
楽しみに待っててもらえますか?」
薪を背にして夕食をまだかと集まって来ていた
アイアンウィルの人達に向けて言った
全員「「はーい」」
アイアンウィルの皆さんは私達から背を向けてくれた
ムコーダ「……(本当はネットスーパーの商品を
みられたくないからなんだけどね……)」
ミカ「……♪」
私はネットスーパーで買った商品を手に何やら考えている剛志さんを尻目に野菜やらを刻んでいる
ガチャッ
私は鍋が乗ったカセットコンロに火を点けた
ミカ「まずベーコンを炒めて、安売りをしていたキャベツ、にんじん、じゃがいもを煮込んで♪ソーセージをいれないとね♪」
グツグツ🫕
ムコーダ「ズー」
剛志さんはいい感じに煮えてきた鍋の出汁の味をみてくれた
ミカ「どう?」
ムコーダ「うん♪これでいいよ♪出来上がり♪」
異世界のソーセージたっぷりポトフとパンが完成した
ミカ「私が取り分けるね♪」
ムコーダ「お願いね」
ミカ「うん(*^^*)♪」
私が取り分けた器を剛志君へと渡した
ムコーダ「熱いんで気をつけて下さい」
ビアンカ「はい!」
ビアンカはムコーダから器を受け取るとバケツリレー形式でとなりのリタへと手渡した
リタ「うわぁぁ♪もしかしてスープ?」
ムコーダ「ポトフ…ソーセージと野菜のいろいろ煮込みってとこですかね」
ミカ「お口に合うといいんですが……」
私は剛志さんと晩御飯を作ったのはいいけど
ポトフは向こうではメジャーな食べ物だったけど
こちらではそうではないようなので味が好みか、
またその味が口に合うかが凄く不安だった
ヴェルナー「ミカちゃんとムコーダさんが作ってくれたんだ
口に合うかどうかなんて心配しなくていい」
ミカ「そう言っていただけて嬉しいです♪」
私はヴェルナーさん、ヴィンセントさん、ラモンさんの
3人にポトフが入った器を手渡しながら話した
ヴィンセント「ミカちゃん♪ここおいでよ♪」
ヴィンセントさんは器を手渡し終わった私が剛志さんの
横に戻ろうとしていた所に声をかけると自分とヴェルナーさんとの間に来るように言ってくれた
ミカ「それじゃ、お言葉に甘えて♪」
私はヴェルナーさんとヴィンセントさんの間に腰を下ろした
「「「「いただきまーす!!」」」」
私と剛志君が腰を下ろして直ぐに食べ始めた
リタ、ヴェルナー、ヴィンセント、ビアンカ、ラモンは
それぞれお椀に入ったポトフを口にしたが……
一同「「「……………」」」
ムコーダ「あれ?口に合わなかったですか?」
ミカ「どうですか?」
私と剛志君はアイアンウィルの皆さんが無言になったのでポトフが口に合わなかったのかと思い尋ねたが……
ガツガツ
ヴィンセントがお椀に入ったポトフを一気に食べた
ヴィンセント「ミカちゃん!ミカちゃん!おかわりある!!?」
リタ「ずるい!あたいも!」
ヴェルナー「もし、余っていたら……!」
美味しかったのかヴィンセントに続き、リタ、ヴェルナーとおかわりを求めた
ミカ「うふふっ♪わかりました♪」
私はそれぞれのお椀を受け取ると自分が持っていたお椀を置くと鍋に近付き、おかわりをよそいに行った
ムコーダ「そんなに……」
その光景を見ていたムコーダもどこか嬉しそうだが驚いてもいた
ラモン「旅の食事と言えば干し肉と固いパンばかりが普通だったが……」
ビアンカ「温かいものが食べられてホッとするわ♪」
ミカ&ムコーダ「「それは良かった♪♪」」
私はビアンカさん達の会話を聞きながらお椀にポトフを入れていた
リタ「このご飯のおかげか!あたいなんていつもより
身体のキレいい感じだもん♪♪♪」
リタは肩を回しながら言った
ビアンカ「私は疲れを感じなくなりました♪」
ビアンカも嬉しそうに2人に感想を言った
ムコーダ「良かった♪良かった」
ミカ「そう言ってもらえて嬉しいです♪」
私がお椀におかわりのポトフを取り分けていると
剛志君が手伝いに来てくれたので2人で手分けして
取り分けたポトフを運びながら返事を返した
ムコーダ「………ん?(なんかサプリの効果っぽい事いわれてるけど……そんなの入れてないよな?)」
ミカ「……(サプリの効果っぽいことを言われてるような気が……でもそんなの入れてないし……)」
俺とミカちゃんが思うことは同じだったようで彼女もなにか考える素振りを見せていた
おかわりを取り分けて、乗せたオボンはビアンカからリタに回っていた
ラモン「食いものが美味ければ気の持ちようも変わってきて当然だ」
私と剛志君は取り分けを終えるとそれぞれの元いた席に戻って再び食べ始めたけど……
ムコーダ「……(ちょっと鑑定させてもらうか)」
ミカ「……(鑑定させてもらいましょ)」
ブー!!!!
ムコーダ「……!ゲホゲホ」
ミカ「コホッコホッ……!」
鑑定したムコーダとミカはパラメータを見て驚きの余り吐き出していた
ヴィンセント「いきなりどうしたんっすか?」
私と剛志君がいきなりむせたのでヴィンセントさんがどうしたのかと尋ねてくれたけど鑑定したパラメータを見て……なんて言えないので……
ミカ「ごめんなさい……!変な所に入って……!」
ムコーダ「自分もです………!」
私達は変な所にスープが入ったという事にした……
ムコーダ&ミカ「……!(なにこのパラメータ!!
俺(私)の飯(ご飯)を食った(食べた)せい?)」
2人は手に持っているポトフを鑑定した
【ポトフ】
異世界の食材で作られたポトフ
体力を1時間
およそ20%向上させる
【ソーセージ】
異世界のソーセージ
魔力を10分間およそ2%向上させる
ムコーダ「……(これのせいなのか……)」
ミカ「………(これのせいなのね……)」
ムコーダ「……(これって考えたらかなりヤバいもんだよな……こっちの人にしてみたら異世界の食べ物だし……
食うだけで体力とか魔力とか上がるんだから……
これを誰かに知られたりしたら………
絶対!絶対!まずいことになる!)」
ミカ「……(これかなりヤバい物よね……
こちらの人からしたら異世界の食べ物よね……
食べるだけで体力とか魔力が上がるんだから……
これ誰かに知られたりしたら……
絶対にまずいことになるよね……!)」
ムコーダとミカは同じことを考えているようで
お椀を持ちながら2人とも固まっていて自分たちの能力が周りに知られたりしたらと考えると冷や汗もんだった
ムコーダ「………(誰にも言わないでおこう!!)」
ミカ「……(このことは私と剛志君の二人だけの秘密にしとこう!)」
私と剛志君はお椀に残っていたポトフを再び食べ始めた
その光景を茂みの中から覗く姿があるとは気付いていなかった……
