第九章 幸せのカタチ
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次なるエッグを求めてボストニアス号はマルチノという島へ着陸した。
いの一番にレイカが飛び出し、ルーク・レミ・アーリアが後に続いて広がる景色に感銘を受けた。
「見てこの青い空!透き通る海!白い雲!滑らかな砂浜!ビバ☆リゾート地!そう!こういうのを求めてたんだよ!観光客が賑わうリゾートときたらご飯も美味しいって相場が決まってる!」
「レイカさん!僕たちは観光に来たんじゃありません。エッグを探しに来たんですよ!」
「そんなこと言ってぇ、ルークだって内心『海だぜキャッホー!』とか思ってるでしょ」
「お、思ってません!」
「てかアーリアとビーチの組み合わせが絵になりすぎてヤバい!レミ写真撮って!」
一方、レイモンドと打ち合わせを終え、遅れて船を降りたサーハイマンとレイトン。
ムスロッホ到着時の発狂とは違い、生き生きと跳ね回っているレイカを見て、サーハイマンは引きぎみにレイトンへ尋ねた。
「…彼女はいつもあぁなのかい?」
「基本そうですね。ですが…」
「?」
続かぬ言葉に?を浮かべレイトンを見るが、気にせず4人に向かって歩きだしたのでサーハイマンもそれに続いた。
近くにいたボーダーの水着を着た男から話を聞き終えたところでルークがレイトンたちの到着に気がついた。
「あ、先生聞いてください!」
「何か情報は聞けたかい?」
「それが「よーし!ガパオライスだかロコモコだか知らないけど絶好調のあたしが誰よりも先にエッグを見つけ出してやろうじゃない!」
「ポポンチョです!1文字もあってません!」
「ふふ、いつになくヤル気満々ね」
「うん!最近不調続きだったけどこの島来たらなんか元気100倍になった!」
まずあそこのマフィンの屋台にゴー!と駆け出すレイカの首根っこをすれ違いざまにレイトンが掴み、レミがその光景を連写し、ルークがレイカへの悪態をつく。
「現代の人は不思議ですね」
「いや、現代のというより彼らが突出してるというか…」
「………」
やれやれと他人事のようにしているサーハイマンを見て、博士も不思議な人だけれどと思いつつも黙っていることにしたアーリアだった。
第九章 幸せのカタチ
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