君の笑顔にカンパイ
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「はっ」
目が覚めるとあたしの部屋のベッドの中だった。
こ、これがドラマとかでよく見る、お酒飲んだ後の記憶がないってやつなのか…!
ホントにないんだ、お酒恐すぎる…
あたしは昨日の出来事を思い出そうとしながら、恐る恐るリビングへ向かった。
「お、おはようございます…」
「あぁ、おはよう」
そこには少し疲れた様子の先生がいた。
その奥にはレミがグラスを持ったまま爆睡していて、何故かデスコールが机に突っ伏している。
転がっている空の段ボールを見るに、一夜であの量を飲み干したということか…
「体調はどうだい?」
「あ、二日酔いってやつですか?それは全然大丈夫なんですけど…」
無意識に先生の後ろの光景へと視線が移る。
レミがいるのは分かるけどなんでコイツまでいるんだよ…と考えて、さぁっと血の気が引いた。
「…先生、あたしチーズ食べてた時までしか覚えてなくて。そのあとってなんかヤバイことになりましたか!?」
「いいかいレイカ、お酒を飲むときは私やレミのような信頼を置ける人物を必ず同伴すること」
「え、何故にそうなった…?」
「………。じゃあ、私は少し寝てくるよ」
「待って!恐い恐い恐い!せめて理由を教えてから寝て!!」
こうして、しばらくお酒は禁止なったし、飲む気もなくなった。
「レイカ、飲み過ぎだよ」
「………」
「レイカ?」
「先生、大好き!」
「!…そういうことは酔っていない時に言うものだよ、英国淑女としてはね」
「はい!」
茶化すように注意をしたが、普段なら返ってくるであろう江戸っ子の訂正はなく、素直に返事をする様子に酔っているなとレイトンは思った。
水を持ってこようかと提案しようともう一度レイカを見ると、あまりに幸せそうに笑っているので思わず息を呑んだ。
「ふふ、早く言えるといいなぁ」
「………」
全く、君には完敗だよ…
END
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