君の笑顔にカンパイ
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レミが部屋に戻ると、レイカが何やら嬉しそうににこにこと笑っているのが目に入った。
楽しんでくれたみたいで提案してよかった!とレミも嬉しくなり席についた。
「にこにこして何の話をしてたの?」
「レミ、いつもありがとう!」
「えっ」
「あたしレミの一生懸命な姿勢、尊敬してるよ。初めの頃はナゾが苦手だったのに今では1人で解けるようになったし、助手としても最高の仕事をしてくれるし気配りも上手だし、強くてカッコいいお姉ちゃんみたい!」
「!やだ、え、私もレイカのことは妹みたいに可愛がってるわよ!」
レミは席を立ちレイカを抱き込むように撫で回した。
なすがままのレイカはふにふに笑っている。
「どうしちゃったんですか教授!」
「どうやらこれがレイカの酔った姿、ということかな…」
「なんか想像してたのと違うけど、これはこれで面白いですね!」
「………」
肯定も否定もしないレイトンに、レミはははーんと詰めよった。
その視線を避けようと鍔を深く下げたが、レイトンの僅かに赤く染まった頬をレミは見逃さない。
「さては教授、私が席を外している間にレイカから何か言われましたね?」
「…もういい時間だしお開きとしようか」
「いいですよ?本人に聞きますから」
「レミ」
「レイカ、教授についてはどう?」
「先生はね「邪魔するぞ」
「邪魔するぞじゃないわよ何しれっと我が物顔で入ってくるのしかも毎回タイミング最悪なのよ」
通りすがりのように窓から入ってきたデスコールに、レミは鬼の形相で胸ぐらを掴んだ。
デスコールの方が身長が高いのに足が浮くほど掴み上げているあたり、怒りの本気度がよく分かる。
「くっ、このお嬢さんもいたのか」
「いちゃ悪い?」
「いや、「デスコールはホントはいいヤツって知ってるよ。いつもよくわかんないことで暴走してこっちは大迷惑だけど、その技術と知識は並大抵な努力では身に付かないよね。きっとそれだけの理由があるだろうしその熱意はすごいと思うな」
頑張ったね!と100%善意の笑顔でデスコールを褒めちぎった。
普段のレイカが絶対に言わないであろうその言葉にレイトンとレミは固まり、その拍子に解放されたデスコールは肩を震わせよろめいた。
「………。何を、分かったつもりで…そんなことを……」
「貴方、泣いてるの…?」
ドン引きしてるレミの問いには答えず、デスコールはそのままテーブルに突っ伏した。
その隣でレイカがまぁまぁと背中を撫でて慰めるものだからデスコールの肩は先ほど以上に震えていた。
「まずいですよ教授…」
「?」
「こんな可愛い笑顔で褒め殺しまくってたら…教授の敵が山のように増えてしまいます!」
「君も相当飲んだみたいだね、レミ」
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