第三章 落下・不時着・遭難
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船から船へ空中をロープで渡り薄暗い倉庫のような部屋に侵入成功したあたしたちはひとまず息を吐いた。
あの子を助けたい一心で来たけど若干チビるかと思ったよ。
どうにか落ち着きを取り戻してきたあたしと先生をよそにルークがまだ肩で息をしている。
たぶん叫びすぎだろうなと思っていると先生がルークの肩に手を置いた。
「大丈夫かい、ルーク?」
「し、死ぬかと思いました…!とりあえず潜入には成功したみたいですね。よかったです…」
「あぁ、サーハイマン博士のおかげだ」
「用意周到だよね、あの人」
「準備にこしたことはないさ」
「ここって何の部屋なんでしょう?ちょっと薄暗いですよね」
「どうやら貨物室のようだね。乗組員と鉢合わせなかったのは運がいい。危険だが、艦内を調査してみよう」
「はい!」
薄暗い部屋の中、手探りで調べているとドアを発見した。
しかし厳重にダイヤルのナゾで鍵がかかっていてびくともしない。
それを先生はルークに任せた。
いや、そこはあんたが解けよ。
ルークは鍵に集中しているようなので先生にこっそり話しかけた。
「ルーク連れてきてよかったんですか?」
「私はどちらかと言えば君の方が心配だよ」
「なっ!それどういう意味ですか!?あのときだって先生が止めなければあたしの力であの子を助けられたのに」
「レイカ、今回はいつもと違う気がするんだ。特にあの黒服たちの前では君の力はあまり使わない方がいい。そもそも君の力を公にしてはならないし君が「はいはい、わかりましたよぉ。変な力は使わなきゃいいんでしょ?」
「私が言いたいのはそうではなくて…」
「大丈夫だって!先生は心配しすぎなんだよ」
言葉で言ってもどうにもならないと判断したのか無言でこちらを見ながら訴えてきたが華麗に目を反らす。
沈黙が痛くなってきた頃、ルークがやっと解錠した。
よーし、待っててマイスイートエンジェル!!
第三章 落下・不時着・遭難
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