【さしす+】寝込ミミ!《完》
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ーー春
温かい陽気に 半昼夜逆転生活によって
眠気を誘われる
誰もいない 2年の教室
暇を持て余し机の上で腕を組みそこに突っ伏す
「少しだけ…」
そう思って重くなった瞼を閉じる
ーー鹿児島まで遠征任務
猫を祀る 猫神神社に久しぶりに3人揃って行ってきた
正直面白味のない任務だった
猫グッズが立ち並ぶ店の前で土産を探す
「悟、悟〜。」
家入と夏油に呼ばれて気だるげに近寄る
手になにか持ってたようだが
後ろに隠されて しゃがめと身振りされ従う
頭の上になにか付けられる感覚と共に
「ぷっ、あはは」
「なんだよ!」
頭上のそれを外す
カチューシャ型の猫耳
「ふっ、似合ってたよ、悟…ふふっ」
家入は未だに腹を抱えて笑っている
「お前らな!」
「いやー、すまない。
面白そうだと思って」
「ふーん
じゃあお前らもつけてやるよ」
「やだよ、あたしはパス」
結局その場でぎゃあぎゃあ言い合いながら
猫耳4つとちゃんとしたお土産を購入して
帰ることになった
「罰ゲームだよね、これ」
「そうだね」
「俺だけとかありえないから」
3人並んで猫耳つけてケータイで写真を撮って
メールで2人に送信する
「ぷっ、傑似合わないね〜
悟、」
「もう外してもいいよね」
「えー、このまま高専まで帰ろうよ、面白そうだし」
「はー?絶対やだ!」
「ミョウジなら普通に可愛いんだろうね」
「だね〜。」
猫耳姿で 猫のポーズを取るミョウジを想像し
赤面する五条
「あれあれ?悟〜。
なに、想像したのー?」
「は、なんでもねぇし」
「誤魔化しても無駄だって、悟。」
「うっせぇ、早く帰るぞ」
ー 高専に帰ってきて
イタズラの対象となったミョウジを探す
「任務には出てないんでしょ?」
「あぁ、夜に出るとは聞いてるけどね」
(傑のやつ、いつ連絡してたんだよ。)
「あ、いたいた。」
「ミョウジが教室で寝てるなんて珍しいね」
「たしかに」家入と同じ事を思うと同時に
閉じられた瞼から伸びたまつ毛と薄く開いた唇
寝顔から目が離せなかった
そーっと家入がケータイを取り出して
ミョウジの寝顔を写真に収める
「硝子、後で送っておいてよ」
「えー、しょうがないなー。
悟もいるよねー?」
「いる」
「即答じゃん」
シャッター音でも起きなかったので
このままつけていつ気付くか試そうという事になった
ちなみに寝顔猫耳の写真もバッチリ撮ってある
続→