【真人】 い
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ーーー
あれから事務室を片付けに行ってから
スーパーで買い出し
あくまで呪霊なので周りには見えず 白い目で見られる
帰宅して 夕食を作る
その間 1人で遊んでいる真人を見ながら
なんだか申し訳ないなぁと思ってしまう
そんな視線に気付いたのか真人が笑いかけてくれる
落ち込んでばかりいても真人に悪いと思って
「もう少しだからね!」と精一杯の笑顔を向ける
食事の間も真人はいつも通りの笑顔を向けてくれる
簡単に恐怖は拭えないけれど
真人が優しい子であることはこの数週間で十分分かっている
食事を取り終わり 洗い物をしている間に
湯船が出来上がったのを知らせる電子音
「真人〜、お風呂入ろっか。」
「うん!」
真人の体を洗ってからゆっくりお風呂に浸かる
膝の上でシャボン玉を吹いて遊ぶ真人を見てから強く目を閉じる
あの光景がフラッシュバックしてハッとする
「ミョウジ?大丈夫?」
「うん、大丈夫!」
「ミョウジ、まだ俺が怖い?」
「そんなこと…」
ない そう言おうとして口を噤んだ
子供だからとはいえ嘘だってバレて気を使わせてしまうなら
「怖い。…まだちょっと怖いよ。」
「そう…だよね。」
真人の小さな手が頬に触れる
その手に自分の手を重ねる
「でも、真人が優しいのも私、知ってるの。
ごめんね、少しすればきっとまた元気に戻るからね!」
「うん、待ってるよ。
ミョウジは笑ってる方が可愛いから!」
「ありがと」
にいっと笑ってまたシャボン玉を吹いて遊び始める
情けないなぁと天井を仰ぐ
真人が寝たら 夜分遅くに申し訳ないけど教祖様に連絡してみよう
なにか助言してくれるかもしれない
そう思って真人を抱える
「そろそろあがろっか!」
「はーい。」
バスタオルで体を拭いてリビングで真人の髪を乾かす
「ねー、ミョウジ〜」
ドライヤーの音にかき消されないように声を張ってくれる
「なぁに?」
「俺 ミョウジが好き!
大好き!」
「真人…」
「だから俺 ミョウジをもう困らせない。
から、そばにいて欲しい。」
「ダメ?」そう言って振り向く真人を強く抱きしめた
「ミョウジ、苦しい…」
「ごめんね、真人。
私も真人が好きだよ。」
恐怖も簡単には消えないけれど
この愛おしい思いも簡単には消えない
少しだけ胸の中の雲が晴れたような気がした
続→
あれから事務室を片付けに行ってから
スーパーで買い出し
あくまで呪霊なので周りには見えず 白い目で見られる
帰宅して 夕食を作る
その間 1人で遊んでいる真人を見ながら
なんだか申し訳ないなぁと思ってしまう
そんな視線に気付いたのか真人が笑いかけてくれる
落ち込んでばかりいても真人に悪いと思って
「もう少しだからね!」と精一杯の笑顔を向ける
食事の間も真人はいつも通りの笑顔を向けてくれる
簡単に恐怖は拭えないけれど
真人が優しい子であることはこの数週間で十分分かっている
食事を取り終わり 洗い物をしている間に
湯船が出来上がったのを知らせる電子音
「真人〜、お風呂入ろっか。」
「うん!」
真人の体を洗ってからゆっくりお風呂に浸かる
膝の上でシャボン玉を吹いて遊ぶ真人を見てから強く目を閉じる
あの光景がフラッシュバックしてハッとする
「ミョウジ?大丈夫?」
「うん、大丈夫!」
「ミョウジ、まだ俺が怖い?」
「そんなこと…」
ない そう言おうとして口を噤んだ
子供だからとはいえ嘘だってバレて気を使わせてしまうなら
「怖い。…まだちょっと怖いよ。」
「そう…だよね。」
真人の小さな手が頬に触れる
その手に自分の手を重ねる
「でも、真人が優しいのも私、知ってるの。
ごめんね、少しすればきっとまた元気に戻るからね!」
「うん、待ってるよ。
ミョウジは笑ってる方が可愛いから!」
「ありがと」
にいっと笑ってまたシャボン玉を吹いて遊び始める
情けないなぁと天井を仰ぐ
真人が寝たら 夜分遅くに申し訳ないけど教祖様に連絡してみよう
なにか助言してくれるかもしれない
そう思って真人を抱える
「そろそろあがろっか!」
「はーい。」
バスタオルで体を拭いてリビングで真人の髪を乾かす
「ねー、ミョウジ〜」
ドライヤーの音にかき消されないように声を張ってくれる
「なぁに?」
「俺 ミョウジが好き!
大好き!」
「真人…」
「だから俺 ミョウジをもう困らせない。
から、そばにいて欲しい。」
「ダメ?」そう言って振り向く真人を強く抱きしめた
「ミョウジ、苦しい…」
「ごめんね、真人。
私も真人が好きだよ。」
恐怖も簡単には消えないけれど
この愛おしい思いも簡単には消えない
少しだけ胸の中の雲が晴れたような気がした
続→