｢よし、じゃー次行こうか！｣

｢虎杖ほら行け！｣

｢え！？
なんで俺!?｣

｢私が最後（とり）がいいからに決まってるでしょ。
先生でもいいわ。ほら。｣

｢えー。ま、いっか。｣
咳払いしながら少し緊張したように
虎杖が歩み寄ってくる

｢あー。
ぜってぇ〜幸せにするんで、俺と結婚してください！｣

90度に頭を下げ右手を差し出してくる虎杖

｢なんか芸がないわね、あんたら。｣

｢ま、いきなり始めたことだから仕方ないっちゃあ仕方ないよね〜。｣

｢ねー、なんなのこの公開処刑。
なんかおかしくね。｣

｢言っても無駄だろ。｣

｢なんか、ごめんね。2人とも…｣

乗り気の2人を除いて やりきれないため息をつく

｢野薔薇は最後がいいんだよね。
じゃ、大人の本気見せちゃおうかな。｣

｢へぇ、楽しみだわ。
ま、勝つのは私なんだけどね！｣

続→