【五条 悟】紫煙
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生きるなんてとても面倒
この世こそが地獄だと思う
ーーー
「お、ミョウジ〜!
久しぶり〜元気そうだね!」
倦怠感に包まれながら歩いていると
後ろから明るい声が飛んできて歩みを止めて振り向く
大手を振りながら 見慣れない少年とこちらに歩いてくる
「お久しぶりですね、五条さん。」
「またまた、五条さんなんて辞めてよミョウジ。
ほら、悟って呼んで!」
少年の方から視線を感じて目線を五条から移す
「あー、考えておきます。
で、そっちの彼は?」
「もー、つれないなー。
虎杖 悠仁。なんとなんと宿儺の器だよ〜。」
ジャーンとでもいうように少年を見せびらかす
「うっす、虎杖悠仁です!
よろしくお願いしやっす!」
元気よくかつ丁寧にお辞儀してくる少年から
何を考えてるのか分からない五条に目を向ける
「宿儺の器って…どうする気なんですか。
俺は
差し伸べられた手を掴んで虎杖と軽く握手を交わしてから まじまじと見つめられる
「…なに?」
「いやぁ、黒兎さん かなり美形っすね!」
「悠仁、見る目あるねぇ!
そ、ミョウジは僕にも負けない美形の呪術師だよ!」
五条が横に寄ってきて肩を掴まれ引き寄せられる
「美形なら他にもいるでしょ。
てか、離れろ。」
五条のみぞおちに勢いよくエルボーをお見舞いして逃れる
「っ…たく相変わらず、だね。キミも。
ま、悠仁は高専に入学させるから なんかあったら面倒見たげてね!」
腹部をおさえる五条を睨み付けてから
踵を返して
「了解。
じゃ、俺行くんで。」
その場を立ち去りながら 一応手を振る
「はいはい。
また後でね〜ミョウジ。」
また後で なんて不吉な言葉は聞き間違えであると言い聞かせながら
奥地へと向かう
「あの小娘なかなかいい
「あ!また勝手に。出てくるなって。」
虎杖は止まった蚊を叩くように宿儺の口が体現した頬を叩く
「ずいぶん愉快な体になったもんだね。」
「時々出てくるんだよ。
てか、お前今、黒兎さんを小娘って言わなかった?
黒兎さんって男じゃないの?」
「ん?ま〜、宿儺が正解だよ。
女性扱いされるのが嫌いな子でね。
おまけに他人嫌いな所もあるからボディタッチなんてしたらこのザマだよ!
そういう所も良いんだけどね!」
「せんせー、言っていいのかわかんねぇけど…
性癖、変わってんね。」
「そー?
いい子だよー?ミョウジ。
さ、そんな事より学長が待ってる。
悠仁、行こうか!」
「おう!」
続→