一章
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夏油に流されるまま 付き合い初めて
大きく変わったことはないけれど
より一層 大事にされているのは肌身で感じていた
1人別任務で帰還して みんなが居るだろう教室の前まで来たものの
中から夜蛾先生の雷が聞こえて 自販機に向かって ジュースで買っていってあげようと踵を返した
「えーっと、硝子はこれだっけ?
悟くんのは買ったし、傑くんのはこれよく飲んでるよね。」
片手にドリンクを抱えて 教室に戻っていると
お説教タイムが終わったのか
くたびれた五条が夏油に寄りかかりながら歩いてくる
「赤根、帰ってたんだね。
おかえり。」
寄りかかっていた五条を突き飛ばしてすかさずこちらに歩み寄って来る
もふもふの尻尾でも振っていそうな感じ
「お疲れ様〜、また怒られてたね〜。
今度は何したの?あ、これあげるね。」
腕に抱えていたジュースを手渡す
「ありがと、嬉しいよ。
帳降ろし忘れちゃってね。」
「おい、二人の世界に入ってんじゃねぇよ。」
「悟、まだ居たの?空気読むところだよ。」
「まぁまぁ、悟くんもお疲れ。」
お怒り気味の五条にもジュースを差し出して
「おぉ、サンキュ。
赤根、気ぃつけろよ?男なんて狼なんだからいつとって食われるかわかんねぇぞ。」
「え?あ、うん。」
「悟、それはキミも狼に違いないって事になるけど。」
「当たり前だろ。
うかうかしてっと俺が先に赤根の事食っちゃうかもよ?」
「赤根、硝子ならまだ教室に居るよ。
先に行っててくれるかな。
ちょっと悟とは話し合わないといけないようだ。」
「あ…」
「おー、やるか?」
険悪な2人の空気にこれもいつもの事かと
そーっと二人の間から抜けだし
「2人ともやりすぎないようにね!
また怒られるよ?」
忠告だけして家入の居る教室へ逃げる
少ししてから大きな破壊音が聞こえて
「やったなぁ…
逃げてて正解かも。」
教室の扉を開けてタバコをふかせている家入の目の前に座る
「お!お疲れ、赤根。」
「お説教お疲れさま!硝子。
これあげる!」
コトンとジュースを机に置く
「おー!ありがと!さすが赤根!」
「どうして傑くんも悟くんも仲良く出来ないのかな?」
「んー、男同士ってあんなもんじゃない?」
「かな?」
「そーそー。
私らは巻き込まれないように気を付けるだけだよ。」
「そうだね。
関係ない私達まで怒られたくないもんね。」
「そーそー。
連帯責任なんてクソ喰らえだわ。」
「あはは…」
1時間ほどして夜蛾とともに戻ってきた2人は
机に座らされ反省文を書かされていた
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