一章
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ーーあれから数ヶ月後
五条、夏油はかなり問題児ではあるが
術師として能力が高く
最強2人として各地を飛び回っていた
もとより分かっていたが 家入は戦闘に不向きなので
3級術師の陽菜と行動を共にすることが多かった
ーーー
「傑くんも悟くんも、2人とも強すぎだよね。
この間同行したけど何もすること無かったよ〜。
むしろ足でまといだった気がする…。」
目の前でタバコをふかせている家入に語りかけながら
机に突っ伏す
「あいつらは規格外の化け物なんだよ」
「誰が化け物だって?」
廊下側の窓から
「あ、居たの?」
悪びれもなく返答する
「さっき帰ってきたら 会話が聞こえたもんでね。」
「傑くんおかえり!」
飛び起きて 笑顔で手を振る
「ただいま、赤根。」
にこやかに手を振り返してくれる
「あれ?悟くんは?」
いつも隣にいるはずの人物を探す
「先生のお説教中」
「あいつまたなんかやったの?」
「まぁね。
おかげで私まで怒られてしまったよ。」
「相変わらずだね、悟くんは」
夏油は教室に入り 隣の机の上に腰掛ける
「で、硝子。
誰が化け物だって?」
「えー、私らみたいな普通の術師からすれば
化け物としか言えないしょ。」
「んー、分からなくもないかも?」
陽菜は家入に賛同する
「赤根まで…酷いな。」
「あ、あの規格外って意味でだから!」
必死に弁明する姿を見て夏油は笑い出す
「え?えと、何か変な事言った?」
「傑、あんまり赤根をからかうなよ〜」
「ごめん、悪かったね、赤根。
そこまで傷付いてもないし、怒ってもないよ。」
「え?そうなの!?
もー、傑くんにまで意地悪されると思ってなかったよ〜、硝子〜。」
再び机の上に突っ伏しながら目の前の家入に手を伸ばす
「からかって悪かったね、赤根。
許してくれるかい?」
突っ伏したままの頭を夏油に撫でられる
「んー、許す。」
「赤根、ぬるいって。
傑、ジュース買ってこいよ〜」
「なんで硝子が命令するのさ。」
「赤根の代わり。」
撫でられていた手が無くなり
顔をあげる
「えー、悪いよー。」
「これぐらいさせていいんだよ」
「はいはい、買ってくるよ。」
「私コーヒー」
「ほんと図々しいね、キミは。
赤根はカフェオレだよね?」
「うん。甘いやつ!」
「了解、行ってくるよ。」
パシられる夏油の背を見送った