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1章


ーー翌朝

五条悟と合流し 五条の任務2件に同行した

合流するや否や
両頬つねられめちゃくちゃ罵られた

任務については
手出ししないまま片が付き

あー、これが最強と謳われる
五条悟なのか と圧巻した。
サクッと2件とも片付いた後
一応観光するも
「何にもねぇねぇな」と五条の一言で雰囲気もクソもなかった

適当な喫茶店に入って
五条と2人で昼食をとる

「ご…悟先輩って」

「お前、今五条って言いかけただろ」

先程までナポリタンが巻き付いていた
フォークをこちらに向けられる

「仕方ないじゃないですか!
急に呼び方変えるの難しいんですっ!」

「で、なに?」

「その六眼?って特殊なんですよね?
どんな風に見えるんですか?」

「あー、一言で言えばダルい。」

「ダルいって…疲れるってことですか?」
オムライスをスプーンですくい更に質問して口に運ぶ

「そー、疲労えぐい。
だから視野狭めてんの。」

五条は頬杖をつきこちらを見ながらナポリタンをフォークに巻き付ける

「そうなんですね。」

「聞いておいて反応薄っ。」

「ちょっと気になってた程度だったので」

「あっそ。」
巻き付けていたナポリタンを丁寧に巻き直して
再度こちらに向けてくる
意図が理解出来ず首を傾げる

「ほら、1口やるからそっちも1口寄越せよ。」

「え?」
「さっさと食えよ」

髪をかきあげて恐る恐る差し出されたそれを口に含み咀嚼する

「ん。
ナポリタンも美味しいですね。」

笑いかけると左手で顔を覆う五条

「え、ご、じゃなくて悟先輩どうしたんですか?」

「ほんとお前な…」

「え?え?
えーと、1口あげるんで許してください。
オムライスも美味しいですよ?」

慌ててオムライスをすくって差し出してみる
盛大にため息ついて奪い取るように口に含んで
そっぽを向く五条

「えーと私何かしました?」

「別に…あと、美味いな。」

「ですよね!
もう一口いりますか?」

「…いる」

食事を終えてふらふらと2人で街を歩きながら
夕刻の電車の時間まで暇を潰した

「んじゃ、俺は帰るわ。」

「はい。
硝子先輩と傑先輩によろしく伝えてください。」

「お前、傑はちゃんと言えるのすっげぇムカつく」

ズカズカ近づいてきて両頬思いっきり引っ張られる
「いはいでふっ」

「はっ、変な顔」
頬が解放され頬を膨らませ睨みながら両手でさする

「それ逆効果だろ。」

目を逸らして頭に手を置かれて
「リア、死ぬなよ。」そう言って改札をくぐり抜けて去っていった

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