伏黒 恵
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呼び方が変わって1ヶ月ほど
結局 お互い 約束なんて忘れて
机を付け合わせてみんなで課題中
「おい、朱奈。」
「ん?」
「そこ間違ってる。」
「え、嘘!どこ!?」
「そこ、問6。」
「え?違うの? 恵くん教えて。」
2人の時以外でも普通に呼び合うようになった
最初は照れくさかったけれど
慣れてしまえば楽なもので
「ねー、伏黒」
肘をつきながら隣に座る釘崎が伏黒を睨む
「なんだ。」
「アンタさー、朱奈と付き合ってんの?」
「は?」「え?」
伏黒と同時に声をあげた
「それ!俺も思った!
突っ込んでいいのかわかんなかったから マジ釘崎ナイス!」
伏黒の隣で頭を抱えて突っ伏していた虎杖がガバッと起き上がる
「でしょ〜!
で!どうなの?伏黒、朱奈。」
「付き合ってない。」
ぷいっとそっぽを向く伏黒
「はい!ぜーったい!嘘!」
「ほんとだってば〜。」
伏黒をフォローするように声をあげる
「だって伏黒は朱奈を呼び捨てにしてるし!
朱奈も恵くん なんて呼んじゃってるし!
あ、朱奈を責めてるわけじゃないからね!どうなのよ!伏黒!」
「そうそう!どうなんだ!伏黒!」
嬉々とした目で伏黒を見つめる釘崎と虎杖
「だから付き合ってねぇって。」
「えー、でもでも 朱奈の事 好きには違いないんでしょ?」
「うるせぇ、お前らに関係ないだろ。」
「あ!図星!」
「朱奈〜。良かったね!
伏黒!朱奈泣かせたら許さないからな!」
「ええっ!?」
「告白すらしてねぇのに、なんでそうなるんだよ。」
釘崎に意を唱えながら睨む
「前からもどかしかったのよ!あんた達!」
「わかる!
俺もずっとモヤモヤしてた!」
「ほら!鈍感な
伏黒!もうさっさと告白って!
正式に付き合っちゃいなさいよ!」
「だからなんでそうなる!」
「野薔薇ちゃん、横暴すぎるよ〜」
「朱奈も伏黒から言われたいでしょ?
ちゃんと 好き だって!」
「え、あ。
それは…そーだけど」
少しづつ声のボリュームと体が小さくなる
「ほら!伏黒恵!男を見せなさい!」
「なんでお前らの前で言わなきゃいけねぇんだよ。」
「いや、今更でしょ!」
「そうそう!私達なんて居ないと思って言いなさい!」
「ったく。」
頭を掻いて
「朱奈、好きだ。
俺と付き合って欲しい。」
胸の辺りから何か込み上げてくる感覚
「うん!
こちらこそよろしくお願いします!」
ちゃんと言ってもらえるのがこんなに嬉しい事なんだって気付いた
「やるじゃん!伏黒!」
ガッと伏黒の肩を掴む虎杖
「よくやった!伏黒!」
涙ながらにグッドサインを送る釘崎
「おめでとう、恵ぃ、朱奈っ。
お幸せに!」
いつからそこにいたのか鼻声の五条
「え!?五条先生!?」
「いつから居たんですか。」
「いやぁ、教室覗いたら
面白いことになってたから いつ乱入しようかとタイミング見てたんだけど
恵もよくやった!
なにより野薔薇!悠仁!ナイスアシスト!」
釘崎と虎杖にグッジョブをおくれば
同じように返す3人
チラリと伏黒の方を見ると顔を赤くしてそっぽを向いていたが
目線に気付いたのか こちらを見て 好き と口パクされて
同じように 好き と返して微笑む
毎日楽しくて 私は幸せな学園生活です
END