釘崎 野薔薇
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あれから 連絡を取って
何度かお店に遊びに来てくれたり
夜に長電話したり
毎日楽しそうな野薔薇ちゃんの話を聞いているだけでとても楽しくて
前より明るくなったね なんて従姉妹のお姉さんに言われるくらい少し変わった気がする
「前は東京なんて嫌いだったのにな〜」
小さな声で呟きながら
色んな声が飛び交う街から覗く青い空を見上げる
「あ!いた!朱奈〜!」
空から目を背ければ 手を振って 素敵な笑顔を見せて寄ってくる
学校行事?で遠方に行って来た帰りらしい真っ黒の制服だ
同じ制服を来た背の高い男の子が2人 そんな釘崎の横を歩いている
「久しぶり!野薔薇ちゃん。」
目の前まで来た釘崎に手をあげれば パチンとその手に釘崎の手が触れ音が鳴る
「朱奈、ただいまー!
久しぶりだっけ?全然そんな気しないけど…」
「だって毎日連絡くれるから!」
「それでかー!」
笑う釘崎につられて笑顔になる
置いてけぼりの男子2人を思い出したように
「あ!そうそう アンタ達もう行っていいわよ。私朱奈と少し遊んで帰るから。」
さっきまでの笑顔はどこにいったやら 塩対応で
シッシッといわんばかりに手を動かす
「野薔薇ちゃんと同じ学校の人?」
「そー!同級生の虎杖悠仁です!!」
やっ!というように満面の笑みで自己紹介してくれる
(話には聞いてたけど
野薔薇ちゃんに負けないくらい元気だな〜)
「××高校1年の秋月 朱奈です。
よろしくね、虎杖くん!」
「おう!ほら、伏黒も自己紹介!」
「はぁ…同じく1年の伏黒 恵。」
めんどくさいと言いたげなため息の後に自己紹介してくれる
「えっと、なんだかごめんね、伏黒くん」
「別に…」
「こいつ こういうやつなのよ、朱奈。
気にしなくていいから!
てか、ほんとにアンタら帰っていいわよ。」
「えー、俺も遊びたいんだけど。」
「伏黒と行けばいいじゃない!」
「男ふたりじゃなくてさ!」
「いや、俺は帰る。」
「待てって!伏黒ぉ!」
踵を返す伏黒の肩をガっと掴んで何やら耳打ちする虎杖
『釘崎の女の子の友達だぜ!? しかも同い年の!』
「それがどうした。それくらい居るだろ。」
『だとしてもよ。めっちゃ普通で可愛いじゃん!?』
何も言わず だからなんだ めんどくせぇ という顔をする伏黒
男子2人がコソコソしてるのも気にとめず
「ねー、朱奈。
私ここ行きたいんだけど 場所分かる?」
スマホで店のホームページを見せてくる釘崎
「うん、分かるよ!ここからなら歩いて15分くらいかな?」
「ほんと!?さすが朱奈!」
ぎゅっと首元に抱き着いてくる
苦しいよなんて言えば えへへ ごめんと離れて
「この前 行こうと思ったんだけどわかんなくてさー。」
「確かにちょっと分かりずらい場所かも。」
「行こ行こ!」
「2人はいいの?」
「いーのいーの ほっといて。」
「いこ!」と手を握られひかれて歩き出す
「そんなに急がなくても お店は逃げないよ。」
と冗談交じりに笑って横に並ぶ
「だって朱奈との時間は楽しく過ごしたいもの!」
貴女から握られた手は
私からは絶対離さない
望んでくれるなら ずっと貴女の隣に立ちたい
END
『ほら、そう思わね?』
「虎杖、あいつらもう行ったぞ」
「え?嘘っ!?
マジで居ないし!
って伏黒 待てって!釘崎に連絡するから一緒に行こうぜー?」