東京校
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ー4月19日
座学終わりに教室で他愛ない会話してる時にふと昨日五条が言っていたことを思い出した
「そういえば明日 伊知地さん誕生日なんだって!」
「そなの?」「へー」
「なんで朱奈がそんなこと知ってんの?」
「五条せんせーが言ってた。
きっとキミらがプレゼントなんて送ったら面白いものが見れそうだよね〜って」
「「「あぁ…」」」
五条の思惑の想像がついて苦笑いの3人
「まー、世話にはなってっし!
何かプレゼント渡す?」
空気を変えるように虎杖が声を上げる
「渡すったて何渡すのよ」
スマホを置いて頬杖をつく釘崎の発言に
プレゼントを考えてみる
「何がいいんだろうね。」
「んー。伏黒なんか案ない?」
「なんで俺にふるんだよ。」
「なんか的確そうなの出てきそう」
「「たしかに!」」
虎杖 釘崎 秋月で怪訝そうな表情をしてる伏黒を見つめる
「万年筆とかでいいんじゃねぇの」
「なんで?」
「ハァ
あの人なら書きもんすることも多いだろうから」
「なるほど!」
「いいかもね!さすが恵くん!」
「ってことは文房具屋ね」
さっそくスマホで検索をかけ始める釘崎
「野薔薇ちゃんいい所見つかりそう?」
「待ってね〜朱奈。
あ、ここ良さそうじゃない?」
検索でヒットしたお店を見せてくれる
「うん!いいかも!
じゃあここ行こっ!」
「おー!」
虎杖 釘崎はノリノリで返事し立ち上がるが
伏黒は我関せずといったように小説のページをめくる
「あんたも行くのよ!伏黒!」
「恵くんはやくはやく!」
盛大にため息をついてのっそり立ち上がる
新田の運転でたどり着いた文房具屋にて
4人で色々見て回って
割り勘で万年筆2本をラッピングしてもらい
近くにあったクレープ屋でクレープを買って食べながら帰った
プレゼントの保管は伏黒に決まった
翌日
見計らっていたかのように
任務で伊知地が同行に決まったが
昨日は何事も無かったかのように
忘れている 虎杖 釘崎 秋月
「伊知地さん おはよー!」
「おはようございます!」
「おはようございます。皆さん今日五条さんはいませんが。しっかりよろしくお願いします。」
「おう!」「はーい!」
後ろから伏黒のため息が聞こえて振り返る
「恵くん?どしたの?」
「いや、なんでもない…。
伊知地さん」
伊知地の目の前にヅカヅカと近寄って行く
伏黒の手に持っているものがちらりと見えて
3人で あ!っと小さく漏らして思い出す
「な、なんですか?伏黒くん。」
「誕生日…おめでとうございます。」
すっと手に持っていたそれを差し出す
「おめでとうございます!」
咄嗟に笑顔を作って伊知地を祝う
「どうして私なんかの誕生日を…」
「ご、五条先生に教えてもらって!
ほ、ほらいつもお世話になってるから何かしたいね!ってみんなで話して!」
「ナイス!朱奈!」小声で釘崎が呟く
「そうそう!みんなで選んで買ったのよ!」
「いつもありがと!伊知地さん!」
涙ぐむ伊知地 こちらを睨む伏黒
申し訳ない想いで目を背ける3人
任務地について4人になってすぐ
伏黒に土下座した
END
後日談
「伊知地〜!何その綺麗な万年筆!」
「いいでしょう。
あの子達に誕生日に頂いたんですよ。」
「えー、なにそれー。
僕なんて昨年お菓子しか貰ってないよ!?」
愛おしそうに万年筆を眺めると自然と口角が上がる
「伊知地…その顔は気持ち悪い。」