京都校
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庵先生から 講堂に集合の連絡が入り
むくれながら帰還 早々に講堂に向かう
たどり着いた講堂の扉を開けて もう居るであろう庵に文句を言いながら入る
「先生〜
私帰ってきたばっかなんやけど〜」
教卓の前で姿勢を崩さず佇む庵はいつもの巫女服ではなかった
「朱奈。お疲れ様
任務終わりに悪いわね。」
「うわぁ、久々に見たわぁ。
庵せんせーの私服。」
「朱奈先輩 お疲れ様です!!」
「三輪ちゃん 久しぶり〜!
桃も居るやっほ〜!!加茂くん前通るな〜」
「あぁ。」
加茂の目の前を通って 西宮に抱きついてウザ絡みする
「あーもう!離れてよ朱奈!
うっとおしい!」
「相変わらずだナ」
「ですね〜」
メカ丸と三輪が和むようにこちらを見ている
「はいはい!
朱奈さっさと座んなさい。」
庵に促され 西宮の隣に座る
「はーい。」
席に座ったのを見やるや コホンなんて咳払いして
「全員揃ったし 本題に入るわね」
「はーい、せんせー。
真依と東堂それに1年と4年も居らんで?
あとなんでみんな私服なん?」
「残りは残念だけど任務で出払ってるのよ…。
親睦会!花見毎年してるでしょ!」
「あー!あ?
そんなんやってたっけ?」
「朱奈は1年の時だけじゃなかった?
参加したの。」
「あー、なんかうっすら覚えてるような…
毎年やってたんや〜」
「というわけでこのメンバーで
これから花見します!
場所取り2人と荷物運びに分かれてちょうだい」
「なー、桃。」
コソコソと西宮に耳打ちする
「なに?」
「絶対先生呑んだくれると思わん?」
「でしょうね。」
「めんどくさいイベント〜」
どうせ荷物には お酒がある=重い
という事で場所取りの方に駄々を捏ねて三輪と2人なんとか勝ち取った
悔しそうな顔をしていた西宮に どんまい笑と肩を叩いて庵に先導されブルーシートを持って着いていく
「三輪ちゃん去年も参加してたん?」
「はい!参加しましたよ〜!
なかなか絶景ですよ!」
「そーなんや?」
「はい!」
「全然記憶にないわ。」
辿り着いた場所は確かに絶景だった
1面のピンクに圧倒された
「おぉ〜」
「ね!すごいでしょ?先輩!」
「うんうん!これはすごいわ!」
「さ!この辺でいいでしょ。さっさと引いちゃいましょ」
3人でそこそこの大きさのブルーシートを2枚引いていると 荷物運び係が合流する
「おつかれさん!桃〜!!」
「朱奈、いつか覚えてなさいよ。」
「可愛い顔が台無しやで、桃!」
「重いのよ!」
メカ丸と加茂が大半持ってくれているようだが
西宮の手にもそれなりの重さのありそうな風呂敷が抱えられている
「さ、適当に広げてはじめましょ!」
重箱やジュース等を適当に広げて
紙コップにジュース 庵は缶ビール片手に
「乾杯!」
「カンパーイ」
庵が用意したらしい料理をつまみながら
なかなか時間の合わないみんなと会話を楽しんだ
「そういえばこの間 真希ちゃんに会ってさ〜」
「真依さんの双子のお姉さん?でしたよね?」
「そーそー。
また強くなってそうやったで〜。」
「へー。」
「桃、真依ちゃん以外興味ないん?」
「語弊のある言い方やめてよ!」
「あははっ。
今年も乙骨くん出てくるんかなー?」
「姉妹校交流戦カ」
「そうそう。
去年は乙骨くんにやられてもーたしなぁ。
今年は勝ちたいな〜。」
「そうね。
缶ビールを一気に飲み干しくしゃりと握りつぶす庵をみて 生徒一同 引いた顔をする
「ま、まー!頑張ろなぁ!」
「ええ、やるしかなさそうね。」
「で、ですねー。」
「そうだナ。」
「今年は勝たなくてはね…」
そういえばここにもめんどくさいのがいたなあと苦笑いで加茂を見る
庵が潰れるまで
めんどくさいがそれなりに楽しい時間を過ごした
END