さしすplus
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今日からしばらく毎日座学があるって
夜蛾先生から聞いたのが昨日
部屋のどこにしまったかわからない教科書を探すのに苦労した
教科書とノートに筆記用具を持って教室へ向かう
なんだか普通の高校生らしくて変な気分だ
「あ!秋月さん!おはよー!」
「おはよう、灰原くんに七海くん」
「おはようございます。」
朝から元気な灰原とは対象的に
まだ起ききっていないのかちょっと機嫌の悪そうな七海
「七海って朝弱いんですよ。知ってました?」
物珍しく見ていたのに気付いたのかこっそり灰原が耳打ちしてくれる
「あー、そうなんだ」
「そうそう今朝も イテッ」
「秋月さんが真に受けるので要らぬことを吹き込むのはやめてください。」
灰原の頭を叩いて先を歩いていく七海
「いったいなぁ〜。暴力反対!」
先を行く七海に駆け寄る灰原
ふとこちらを振り返って
「秋月さんも行きましょ!」
頷いて2人の後ろに続くは久しぶりの同級生と楽しく会話しながら教室の扉を七海が開けて譲ってくれる
「ありがとう」
「いえ。」
適当な場所に3人座って談笑を続けていると
教室の扉が開いて
家入が入ってくる
「あれ?先輩も一緒なんですか!?」
「はよぉ
あ!朱奈いるじゃん!!」
隣に座っていた灰原の席を横取る家入
「はーい、いまどきまーす。」
教科書を持ってひとつ後ろの七海の横に移動する
「硝子先輩、おはようございます」
「おはよ!
久しぶりだよね〜。」
「連絡は取ってたけど会うのは久々ですね!」
家入を交えて4人で会話を始める
時計を見やれば予定時刻の5分前
そろそろ先生来るのかな〜と思っていれば扉が開いて五条を担いだ夏油が入ってくる
「なんとか間に合ったかな?」
「夏油先輩…ご苦労さまです」
「やっぱ五条まだ寝てたんだ、おつかれ〜」
五条をあえて1番後ろの席におろして
秋月の隣に座る夏油
「おはよう、朱奈ちゃん」
「おはようございます」
挨拶をかわすと同時に夜蛾先生が入ってきて教室内を見渡す
「なんだ珍しく全員揃ってるな」
教卓ではなくまっすぐ五条の方に歩いていって
持っていた教科書が五条の頭に落ちて大きな音をたてる
「いたそ〜」
「うわぁ…」
「自業自得でしょう。」
「そうそう。」
ようやく目を覚ました五条と夜蛾の言い合いが始まる
「しばらくかかりそうだね」
「おい!傑ちゃんと起こすなら起こせよ!」
五条が大声で夏油に話しかけるが無視して
こちらに話しかけてくる
「朱奈ちゃん 元気そうでよかったよ」
「あ、はい。夏油先輩も元気そうでよかったです」
「夏油〜私の朱奈とるなよ〜。」
「朱奈は硝子のものじゃないだろう?」
後ろで人のせいにするんじゃないと怒られる五条に「何度も起こしたのに起きない悟が悪い。自業自得だよ。」と煽る夏油
「傑、あとで覚えてろよ」
授業開始は大幅に遅れ
七海 灰原 秋月は居た堪れない空気の中授業を受けた
END