夏油 傑
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ーーー
夏油に腕を掴まれ歩く チラリを顔色を伺えば
真顔
不機嫌なのがよく分かる
「あの…すぐる?」
「どうかした?」
優しい口調だけど顔が笑ってない
「え、あいやその…私何かしたのなら謝りたいなぁと…」
「うん、後でいいよ」
「あー、はい。」
何に対して不機嫌なのかは分かっている
夏油の
ついさっきまで夏油と2人くだらない事で笑って
廊下を歩いてた
角で男性術師とぶつかるまで夏油の機嫌は悪くなかった
ぶつかるだけならまだここまで機嫌を損ねることはなかったのかもしれない
その男性に抱きとめられたのが悪かった
ううん 実際何も悪くないと思うんだけど
夏油には通用しない
この数ヶ月でよく分かった
思い沈黙の中 夏油の部屋につく
「あがって」相変わらず口調だけは優しく招き入れてくれる
「シャワー浴びようか」
何も言う隙を与えられないまま脱衣場まで連れられる
制服の上着のボタンに少ししゃがみこんだ夏油の手がかかって
1枚ずつ丁寧に脱がされていく
羞恥がない訳では無いが逆らうに逆らえず
目線がひたすらに泳いでしまう
「いつ見ても綺麗だよ、朱奈」
「ありがと」緊張 羞恥 恐怖で掠れた声になる
ゆっくり夏油が立ち上がって
そっと首筋に手がかけられて目と目が合う
「ごめんね、朱奈に怒っているわけじゃないんだ。」
ゆっくりと頷く
「朱奈、誰より君を愛してるよ。」
整った顔が近づいて唇が重なる
息も忘れそうなほど次第に深く深く
唇が離れると夏油は自分の制服に手をかけてサッと脱ぎ捨てていく
お互い纏うものがなくなって
「さぁ、後ろ向いて」
言われるがまま夏油に背を向ければ
洗面台の上に置いてあったヘアゴムで髪を結い上げてくれる
「朱奈の髪も好きだよ。
いつもサラサラで良い香りがするからね。」
「はい出来た。さ、入ろうか」そう言って背中に密着してきては風呂場へ追いやられる
秋月越しに蛇口を捻ってシャワーヘッドを手に取る
ふと目の前の鏡を見れば顔の紅くなった自分と一瞬目が合って その後ろの夏油との微笑みに
恥ずかしさが増大して 鼓動が裂けてしまうのではないかと思うほどに胸が高鳴る
「可愛い私だけのお姫様。」
そう耳元で囁かれたかと思えば
肩と首の付け根の辺りに夏油の唇の感触がして
なんとも言えない声をあげて身をよじる
「ふふっ
お楽しみは綺麗になってから…ね?」
程よい温度のお湯が体を伝って落ちてゆく
「熱くないかい?」
「ぅん。」
なんだか落ち着かなくて足をよじらせながら
シャワーを浴びさせてもらう
「私の使ってるものしかないけど、私と朱奈が同じ香りというのも悪くないかもしれないね。」
シャワーを置いてボディーソープを手に取った夏油の手が肩を撫で
ゆっくり丁寧に焦らすように腕から手のひらまで洗われていく
くすぐったいようないじらしい感覚に声を押し殺して耐える
「どうかしたかい?」
「なんでも…ないょ」
「そう?」と手が腹部に回ってきてゆっくりと胸まであがってくると耳元に吐息が聞こえる
「私の手で感じてくれてるのかと思ったんだけどね。」
「ひゃぁ」
見計らったかのように固くなりつつある胸の先端をなぞられ情けない声が出る
「あぁ、キミはそうやって無自覚で私を煽る。」
ぎゅっと抱き寄せられて素肌と素肌が密着する
腰の辺りに一段と暖かく堅いものがあたっている
「ねぇ、朱奈。
私といけないことしようか。」
返答する前に唇が夏油の唇で塞がれて
快楽の底へと2人ゆっくり深くおちた
「朱奈 キミは私だけのものだよ。」
そう悦に浸った笑顔だけが今も頭から離れない
END