東京校
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ーー
「あー、もうおなかいっぱい」
「よく食べたな朱奈。」
「4人でも余ったしどうする 1年にでもやるか?」
「しゃけ しゃけ」
「そだな」
「そういえば今日居ないね。1年生ちゃん達。」
禪院の発言から今頃になって気付く
「悟も昨日から居ねぇしな」
「そうなの?じゃあ私、入れ違いで帰ってきたのか」
「高菜」
「1年今日帰ってこなかったらまたこれ私らで食べんのか…」
「そうなるな」
テーブルの上に並べられた皿の上には
どの料理も半分程残っている
「とりあえずラップして片付けようか。」
「ういー。おれラップとってくる」
「うん、よろしくパンダくん」
「この量よく作ったよね〜。
何時から作業してたの?」
目の前に座る禪院に問いかける
「あー、何時だっけか。忘れたわ」
パンダと一緒にいつの間にかいなくなった狗巻に気づいた時 スマホの通知が鳴る
「ん?」
通知を開いて見れば狗巻からのメッセージで
呼び出しがかかる
「真希ちゃんちょっとお手洗い行ってくるね〜」
「あいよ」
「持ってきたぞ〜」
「お手洗い行ってくる、すぐ戻るよ〜」
すれ違いざまにパンダに伝える
「おう、いてらー」
食堂出て狗巻に向かっている胸をメッセージで送り廊下を御手洗とは別方向に歩く
「あ、いたいた。」
また狗巻からメッセージが届いてそれを開く
[耳 気を付けて (><)]と可愛い顔文字付きで送られてくる
内容を理解して狗巻に近付きながら指でOKのサインをして合図する
「ありがと」
分かっていてカバーしたつもりでも
頭の中で響くその声にすこしクラクラする
目をきゅっと閉じて深呼吸して正常を保つ
「うん、気にしないで!」
なんとか声を振り絞って笑顔で返す
「朱奈、好き」
先程以上に想いの籠った呪言に
狗巻に倒れ込む形で抱きつく
狗巻の動揺が全身から伝わってくる
苦しいのは確かだがなんとか堪えて少しずつ言葉を紡いでいく
「ごめんね…何とか大丈夫…だよ。
ありがと、棘くん。」
手を狗巻の頭にのせる
「すぅ…大丈夫。でもちょっとだけ…
このまま居させて。」
「しゃけ」
END