京都校
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ーーー04.04 京都呪術高等専門学校
「霞ちゃーん!」
遠くから聞こえる自分を呼ぶ声に周りを見渡す
「この声って」
ガラッと食堂の扉が開いて
「あ!いた!
霞ちゃーん!!」
探し人を見つけては駆け出して飛びつく
「朱奈さん、苦しいですよー」
ぎゅっと抱き締めればふわりとシャンプーの香りがする
めいいっぱい吸い込んでパッと離れる
「久しぶり!!」
「お久しぶりです!朱奈さん!」
「あれ?髪伸びた?
可愛い〜!」
「そうですね、そろそろ切らなきゃですね」
「えー、可愛いからそのままでもいいよー。
梳くぐらいなら私やってあげるし!!」
「朱奈、あんた九州じゃ無かったの?」
冷めた目で西宮が問いかけてくる
「うん。またすぐ帰るよ〜?」
「なんで帰ってきたのよ…」
「え?霞ちゃん誕生日だよ!?
帰ってくるでしょ!!
顔も見たかったし!」
感動したのか少し潤んだ瞳の三輪を抱きしめる
「朱奈さん…私のために…」
「可愛い後輩だもん!当たり前でしょ!!」
熱い抱擁を交わして本題に入る
「はい、霞ちゃん誕生日おめでとう!」
「ありがとうございますっ!」
テーブルで頬杖を着いている西宮の目の前に
「はい、これみんなにお土産
仲良く食べてね!」
「「ありがと」うございます!」
「うん!
電車の時間あるし帰るね!みんなにもよろしく言っといてね〜」
「朱奈さん!もう行っちゃうんですか!?
そこまで送ります!」
「ほんと!?
じゃー霞ちゃんとデートしてくる!
桃またね〜!」
「はいはい…。」
呆れ顔の西宮に手を振って三輪と食堂を後にする
ーーー
「朱奈さん、帰ってくるのもう半年ぶりくらいじゃないんですか?」
「そうかもね〜。
忙しないけど楽しいよ〜?
色んな町に転々とするのも。」
「私は少し寂しいですけど…」
「もー、可愛いこと言ってくれるよね〜。」
わしゃわしゃと三輪の髪を撫でる
「もう少ししたら落ち着くし
「待ってますね!」
「うん!
待ってて〜!ここでいいよ!行ってくるね!」
「行ってらっしゃい、朱奈さん!」
大きく手を振りあって高専を後にした
END