東京校
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天気の良い高専での休日は
適当な木に登り 枝の上に腰掛けて本を読む
3年間で見つけた高専休暇中のお楽しみ
心地よい風が吹き抜けるのですごく気に入っている
小説のページを捲った時 下から声が聞こえる
「お!真希あそこ!あそこ!」
「朱奈〜!降りてこい。探したんだぞ。」
「しゃけ」
見下げれば禪院 狗巻 パンダがこちらを見上げている
「あれ?みんな揃ってどうしたの?」
「いいから降りてこいや。」
「もー、しょうがないな…」
読んでいたページに栞を挟んで本を抱えて
禪院の目の前へ降りる
「真希ちゃん!」
すかさず抱きしめて片手で両口端を掴み
禪院の口を尖らせる
「私、一応先輩だよー?」
「はなへっ!」
「んー、聞こえなーい!」
「朱奈、真希の事好きだよな〜」
「うん!高専に数少ない女の子だからねー!」
禪院を解放して即座に狗巻の後ろに回りこみ
狗巻を盾にする
「朱奈〜!」
秋月に立ち向かおうとする禪院をパンダが止める
「落ち着け、真希」
「おかか」
「棘くんバリア〜!
てか棘くんまた身長伸びた?」
「すじこ」
「ほんと!?変わってない?
伸びた気がするけどなー」
「真希、目的見失ってんぞ。」
「目的?
朱奈を1発殴る事だろ?」
「おかか…」
狗巻が胸の前でバッテンを作る
「あー!
そうだよね、私に用があったんだよね?なになに?」
狗巻の顔を後ろから覗き込めばすぐ綺麗な目と目が合って狗巻の目が見開いて
左頬を押されてそっぽを向かれてしまう
「お、かかっ…!」
「え?痛っ!」
「今のは朱奈が悪いな」
「だなー」
「え?私が悪いの!?
な、なんかわかんないけどごめんね」
「…しゃけ」
「許してくれると思うけど顔合わせてくれなくなった〜!!」
「無自覚なのが悪い」
「えー」
「ったく、それより朱奈ちょっとついて来いよ」
「えー、鍛錬はやだよー?」
「それはまた今度付き合ってもらう」
「えー、確定してるの?」
「当たり前だろ。私に付き合える人間が少ねぇんだよ」
「そそ、諦めろって朱奈。」
「えー、やだよー。
真希ちゃん手加減してくれないじゃん。」
「手加減なしでも余裕で張り合うお前がそれを言うか」
「それな!」
「高菜」
「えー、そんなことないって〜。
で、どこまで行くの〜?」
前を歩く禪院の横にスキップで駆け寄り尋ねる
「まぁ着いてくりゃわかる」
「はーい。」
明確な解答がないまま禪院に着いて歩く
「食堂?」
「さっさと入れよ」
禪院に促され中に入る
テーブルには豪華な食べ物
「すごーい!
今日誰か誕生日だったっけ!?」
「違うぞ、
単にこの間のお返し考えた結果こうなっただけだ」
「この間?」
「ほらみろ、こいつ覚えてねぇじゃねえか」
「ツナツナ」
3人に散々言われ少し思い返してみる
「んー、あー、あれのこと!?」
「一応思い出したみたいだぞ」
「あんなの気にしなくていいのに〜」
「ま、あん時は朱奈が来なきゃどうなってたかわかんなかったしな。
改めてサンキュ!」
「あんがとな」
「しゃけ!」
「じゃあ有難く頂こうかな!
みんなも食べよ〜」
END
2021.03
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