伏黒 恵
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ー呪術高専
木々の合間から溢れる光を浴びながら
石段を登る中3の春
私は来年ここに入学する予定だ
境内に人影を2つ確認する
「めぐ兄〜!」
「朱奈、お前なんでここに」
2人に手を振りながら走って近づく
「春休みだからー!」
「朱奈ちゃん久しぶり!
ちょっと大きくなった?特に胸とか!」
「セクハラですよ、先生」
「そうだよ!悟先生どこ見てるのっ!
身長も伸びましたっ!」
ドヤと胸を張ってみせる
伏黒は そこかよ とぼそっとツッコミを入れる
あ、ほんとだーと五条は朱奈の頭に手を置いて成長を確かめる
「いやー、女の子の成長って早いもんだね、恵。」
「知るか」
「めぐ兄、不機嫌?」
ぷいっと顔を背けた伏黒の顔をじーっと覗き込む
「別に、てか鬱陶しい」
頭を上から押さえつけられる
「あうっ」
「いいねー、青春だねー。」
目の前で頭上の手を退けようと必死な朱奈を見てさらに圧をかける
「めぐ兄〜、ギブ!ギブ!縮んじゃう〜」
「縮んでろ」
「ほんと仲良いね〜。羨ましいけど恵。
さすがに朱奈のその位置は不味いよ〜」
真横に居た五条は
伏黒の正面1m先程で構図を確かめるような素振りをとる
訳が分からす いつの間にか大人しくなった朱奈を見下げれば
顔は真っ赤で おそらく朱奈の目の前には…
「ね?アウトでしょ!
恵のえっち〜」
理解した伏黒は手を離すが 朱奈は思考回路がショートしたのか
赤面してアワアワしてる
「わ、悪い。何も考えてなかった。」
しゃがみこんで声をかけるも返答がない
「おい、朱奈。おい!」
ため息をついて、前髪を上げて額に口付ける
「ふぇ?」
ハッとしてこちらを見た朱奈に 悪かったそう言って立ち上がって 五条の方に向かう
「責任とらなきゃね〜、恵」
ニヤニヤしてこちらに話しかけてくる五条に殴りたい気持ちを抑えつつ
五条に顔が熱いのを悟られないように早足で逃げる
「朱奈ちゃん、恵借りてくよ〜!
また後でね〜」
こちらに振り返りもせず歩いていく2人に寂しさも感じながら
まだ熱を帯びた額に触れて 暖かいものを感じた
「また後でね、めぐ兄、悟先生」
誰もいない境内で呟いた
END