七海建人
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ーーー
廊下の先に珍しい人物を見つけ書類を持ったまま駆け寄る
「おーい、七海くん!」
「こんにちは、秋月さん。」
「こんにちは〜!久しぶり!!
珍しいよね高専に居るなんて」
「そうかもしれませんね。」
「ん?どうかした?」
何か違和感を感じ顔を覗き込めば
「いえ、なんでもありませんよ。」
と顔を背けられてしまう
「えー、今日何か変だよ?」
「そんなことありませんよ。
それお持ちします。」
「え?いいの?ありがとう」
そんなに多くない書類を七海に託す
「あれ?七海に朱奈じゃん!」
「あ、五条さん」
「はぁ、面倒な人が来てしまいましたね…」
「七海〜?何か言った?」
「いえ、何も」
「てか何?まだ朱奈に渡してないの?」
「渡す?何?何の話?」
「えー、実はね〜。」
五条がでたらめを伝えようとしている所に七海が割って入る
「はぁ…秋月さん、コレを。」
「これは?」
ラッピングされた紙袋を手渡される
「学生達からの日頃の感謝のお礼として何故か私が預かっていたんです」
「そ、僕が頼んでおいたんだよね〜!」
「え?嬉しい!」
「僕らは選んでないから中身は知らないけど
僕からは久々の
「ありがと、五条さん。
あと、七海くんもわざわざありがとうね。」
「いえ、私は感謝されるような事をしたつもりはありませんよ。」
「七海〜そういうとこ なおしなよ〜?
ま、僕が居るとお邪魔だろうし、またね〜。」
嵐のように去っていった五条の背に手を振って
「これはどちらに?」
「あ、そうだった!すっかり忘れてたよ〜。」
事務室まで七海と歩きだす
「ほんとありがとう、七海くん。」
「いえ、これぐらいなんてことはありませんよ。」
「助かったよ!」
「秋月さん。」
「ん?」
「秋月さんがこうやって事務作業をして頂けているおかげで私もスムーズに仕事ができます。」
「大袈裟だよー」
「ええ、大袈裟かもしれません。
ですが、日頃私も助けられているのは事実ですから」
書類を机に置いて頭に大きな手が乗って
「いつもありがとうございます」
少し優しい笑顔を見せてくれる
END
2021.03
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