季節イベント物
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ーーー3.14
本屋で買いたかった小説を購入して
カップルが目について仕方ない街中を通っていると
「朱奈〜!」
聞き覚えのある声が後ろから近づいてきて飛びついてきたためよろけて転けそうになった
「うわっ…」
目の前から歩いてきた男性が 大丈夫ですか?と手を差し伸べてくれる
後ろから殺気立ったものを感じ
小声で
「真人がいきなり飛びついてくるからだからねッ」と伝えてから
「あ、大丈夫です。よろけただけなので、ありがとうございます。」
と手を差し伸べてくれた男性の横を真人の腕を引いて歩く
「ねー、今ヤったら朱奈、怒る?」
「怒る」小声で返す
人気の少ない路地の方へ入り真人と向かい合う
「もー、街中でいきなり飛びついて来ない!
何回も言ってるでしょ?みんな真人の事見えてないんだから!私変人扱いされちゃうからっ!」
「ごめーん。
でも朱奈見かけると俺嬉しくてさ!」
悪びれもなく無邪気に笑っている
「ハァ…今日は夏油さん達は居ないんだね。」
「うん!俺1人だよ♪」
「そっか…
ともかく!!今後外でいきなり飛びついてくるのはダメだからね!」
「はーい。
いきなりじゃなければいいってことだよね?」
「んー、私が身構える時間くれればそれでいい…ちゃ、いいかな。」
「おっけー!
ね、朱奈これから暇?」
「まぁ、暇って言えば暇かな?
本読みたかった気もするけど…」
「じゃあデートしよ!デート!!」
「いいよ」
「やった〜!!じゃあ行こ行こ!」
今度は逆に真人に腕を引かれて歩き出す
できるだけ不自然じゃないように真人の隣で手を握る
「嬉しいな〜朱奈から手、繋いでくれるの」
「こっちの方が自然に見える…はず…」
小声で返答する
「
「怖いこと言わないでよ。」
「冗談だよ、半分ね。
俺は朱奈と居れればなんだっていい!」
「…私は年老いていつか死んじゃうよ。」
「分かってる、だから何とかする方法見つけてずーっと朱奈と一緒に過ごしたい。」
「私は…」
(どうなんだろう…)
「あ!そうだ!忘れてた!!」
いきなり大声をあげた真人に驚きつつ首を傾げる
「これ朱奈にあげる!」
アクセサリーボックスだろうか
ピンクの小箱を渡される
「あ!安心してね。
ちゃーんと夏油にお金払ってもらって買ったものだから!!
偉いでしょ?褒めて褒めて〜!」
(夏油さんがあの格好でこれ買ったのか…)
「賢くなったね、真人。」
「でしょー?開けて開けて!」
ハートモチーフの可愛いピアスが入っていた
「ありがと、真人。」
「うん!ちょっと貸して。
つけてあげる!」
通路の端により
衝材からピアスを1つ取り出して右耳に真人の指が触れる
「うん!いいね!似合ってるし可愛いよ!」
「ほんと?」
「もちろん!もう片方もつけてあげるね!」
左耳にもつけてもらってる間
右耳に垂れ下がるピアスに触れて確認していると
「朱奈大好き。ぜったい離さないから」と耳元で囁かれる
「顔真っ赤、可愛いなぁ〜も〜」
「いこ…」
真人の手を強引に引いて足早に歩き出す
END
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