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ーー6月中旬
1年教室 久しぶりに3人揃ったので
主に灰原くんとの会話
そこに七海くんが時折会話に入ってくる
「で、この間も…「朱奈〜!」
珍しくハイテンションな家入が教室に入ってくるなり後ろから抱きしめられる
「あ、え?硝子先輩?」
「んー、朱奈いい匂い」
「硝子さんはお酒臭いですね」
「だね〜」
七海と灰原は引き気味で家入を見つめる
廊下から夏油が家入を呼ぶ声がして酔っている家入から目線を移す
「おーい、硝子〜?
っと、もしもし、悟。硝子居たよ、一年の教室。」
通話を終了して状況をみてため息をついて
教室に入ってくる
「ごめんね、朱奈ちゃん。
硝子、部屋に行こう」
「やだ、朱奈と居る」
困り顔で夏油を見るが顔を抑えてため息をついている
「硝子先輩じゃあ一緒に部屋戻りましょ?」
「んー、いいよ。」
「硝子先輩立てます?
じゃあ七海くん、灰原くんまたね。」
席から立ち上がって硝子先輩を支えるように横に並ぶ
廊下まで何とか出て夏油も手を貸そうとするが家入に阻止される
「今日はえらく朱奈ちゃんにベッタリだね。」
呆れを通り越し苛立ち始める夏油
そこに五条がやってくる
「硝子、お前のせいで無駄な体力使ったんだけど」
こちらもこちらで不機嫌そうだ
「朱奈は絶対にお前らにはやらないからな!」
夏油と五条の方を指さして家入は高々と宣言する
「はぁ?何言い出してんの、お前。」
「硝子、何言ってるんだい…?」
夏油と五条の不機嫌が増し険悪なオーラすら目に見えそう
困惑しながら左腕にくっついている家入に目を移す
「えと、硝子先輩?」
家入も視線に気付いたのかこちらを見て
じーっと少しとろんとした瞳で見つめられて
「朱奈、好き。好きだよ」
突然の発言に少し驚いて
「私も硝子先輩の事好きですよ?」
そう伝えると満足そうに目が細くなって
家入の体が傾いていく
「おっと…」
倒れこむ家入を全身で受け止める
「はぁー、やっと寝たか…」
「朱奈ちゃん重いでしょ、私が運ぶよ。」
夏油は秋月に倒れ込んでいる家入を抱き上げる
「珍しいですよね、硝子先輩がこんな酔い方するの」
「そうだね、相当呑んでたみたいだからね」
「なにかあったんですかね?」
「さぁなー」
そのまま3人で家入を部屋まで運ぶ
部屋の中には酒瓶がいくつも転がっていたので片付けていると
ふと机に目がいく医学書の上に置かれた1・2年で撮った写真が1枚
それを手に取って見ていると頭上に五条の体重がかかる
「あ?写真?」
「重いです、五条先輩。」
「そんなに体重かけてねぇだろ」
「なにか見つけたのかい?」
夏油まで写真を覗き込みに来る
「あー、今年の春に撮ったやつだね」
「たった2ヶ月ほどですけどちょっと懐かしいですね。」
「そうだね。」
「またみんな揃ったら写真撮りましょうね」
「あぁ」「だね」
家入を起こさないように片付けを終え
部屋から出た。
END