伏黒 恵
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ーー
和気藹々と別れを惜しむ他生徒を眺めるように
桜の木の下で髪をなびかせ1人佇む少女がいた
「朱奈さん
卒業、おめでとうございます」
「あれ?恵くんが学校居るなんて珍しぃ〜。」
「一言余計です。
で、なんで1人で居るんですか?
朱奈さんも混ざればいいのに。」
伏黒は卒業生の方をチラリと見る
「えー、
友達って言えるような友達も居ないし」
「よく一緒に居た人達は?」
「ただのクラスメイトだよ。
帰ろ、恵くん。」
「…はい。」
どうしてこの人が友達と呼べるような親しい人間を作らなかったのか
それは伏黒も理解している
数歩先を歩いていた秋月が振り返り
「ねー、恵くん明日ひま?」
「五条さんに呼ばれ…「そっかひまだね!よかった!」
「あの朱奈さん、聞いてます?」
「えー、私より悟先生とるのー?」
伏黒の方が身長が高く
上目遣いでからかってくる
「内容は聞いてないので 時間とれれば…」
「ほんとのほんと?」
「はい…。」
「荷解き、どうしようか迷ってたんだ〜。
もう荷物は高専に送ってあるから家具の移動だけ手伝って欲しいの!」
「わかりました。」
来月から呪術高専に入学する彼女は
新生活の期待に胸を膨らませていた
「恵くんは来年だよね!
私、待ってるからね!!」
「それまで死なないでくださいね」
「ちょっと!?
私を見くびらないでよね!」
「はいはい、すみません。」
「ぜーったい思ってないでしょ!」
END