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呪術高専 2年教室
家入の座る机を囲うように 各々椅子に座って
何気ない会話をしていたのだが
「で、悟さっきから何怒ってんの?」
「は? 怒ってねぇけど?」
「めっちゃ不機嫌じゃん、傑なんかしたの?」
「なぜ私なんだい。何もしていないよ」
ピリリリリッ
携帯電話の着信が鳴り響く
誰の?と3人は顔を見合わせる
「あ、あたしのか」
タバコを咥えながら制服のポケットをまさぐり取り出す
「もしもし?
電話なんて珍しいね、朱奈。」
ーもしもし
すみません急に電話して 高専にいますか?
「ん?居るよ、教室にいる」
ーそうですか
良かった、教室にいらっしゃるんですね!
「うん
こっち来るのね、おっけー。」
電話を切ってさらに不機嫌な五条と
黒板の日付が目に入る
「なるほどね〜、そういう事か」
「硝子、なにか分かったのかい?」
「まあ傑ももう時期分かるって」
ガラッと教室の扉が開いて
朱奈が顔を出す
「やっぱり皆さんおそろいだったんですね!」
「朱奈、おかえり」
夏油と家入が迎え入れてくれる
「あー、五条先輩、いつもに増して機嫌悪そうですね…」
「別に悪くねぇし」
(絶対ウソじゃないですか…)
「悟、体調でも悪いのかい?」
「違ぇって」
「朱奈、それは?」
フーっと紫煙を吐きながら家入に紙袋を指さされる
「あ、そうでした。
皆さんにお渡ししようと思って」
紙袋内を探る
「これは硝子先輩に
甘いの苦手だって言ってたのでビターで作りました!」
最初に家入にラッピングしたお菓子を手渡す
「相変わらず 女子高いね。
朱奈は」
「低くて悪かったな」
「そういうつもりなかったけど
低いという自覚はあるんだね、硝子」
「うっさい!
朱奈、ありがと〜」
「いえいえ
あの五条先輩、夏油先輩もこれ」
未だ不機嫌な五条とそして夏油にもお菓子を手渡す
「ありがとう、朱奈。
来年は私だけにくれることを楽しみにしているよ。」
「えっ…」
「いうね〜、傑」
「は?
来年貰うのは俺だけだから!
てかなんでこいつらにまで配るわけ?
俺だけでいいだろ」
五条の発言で察した夏油は
「どうかな?悟より私の方が可能性ありそうじゃないかな?」
「あ?言うじゃねぇか、傑。
表出ろよ」
「お、落ち着いて下さいよ、五条先輩。
夏油先輩も火に油を注ぐのやめてくださいよ!」
「そうそう、貰えただけ良かったじゃん。
去年は2人ともゼロだったんだし」
「え?」
「あたしがあげるわけないし
先輩らもこいつらにあげる勇気はなかったんだろうね」
「まあ先輩方とはあんまり関わりないからね。朱奈ぐらいじゃないかな私達なんかに構いに来るの」
「そう、なんですか?」
「うん」
「私が変なんでしょうか…?」
「別に他の奴なんてどうでもいいだろ。」
「そーそー。いつでもおいで朱奈。
あたしは大体いるから」
「今まで通り、ね。」
「はい!」
END
「てか、来年は俺だけに寄越せよ」
「そうなるために少し努力した方がいいんじゃないかい、悟。」
「確かに〜
朱奈に好かれる前に嫌われそうだよね」