夏油 傑
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呪術高専1年生も
もうすぐ終わり 桜が淡いピンクの蕾を付け始めた
2月のバレンタインで 告白したら
傑くんと見事付き合えてしまった
というか 硝ちゃん達は やっとかってすごくニヤニヤして数日すごく茶化された
その度に 傑くんが助けてくれたわけだけど
嬉しいような恥ずかしいような
1年生最後に 悟くんも硝ちゃんも先にお仕事に出てて
ここ数日 傑くんと2人で 連日ドキドキが止まらなかった
今日は私も秋田までお仕事に向かう
わざわざ高専から一緒に駅まで来てくれている
「数日会えなくなってしまうね」
「そうだね。
傑くんも明日から出るんだよね?」
「うん。
ちゃんと着いたら連絡入れてね、ひとりじゃダメそうなら私か先生にでも連絡入れるんだよ?」
「分かってる、心配しすぎだってばっ!
そりゃあ私は傑くんや悟くんほど強くはないけど ちゃんと2級術師なんだから」
そうだねと頭を撫でられる
大きくて暖かい手 すごく好き
「そろそろホーム向かった方が良さそうだね
数日ずっと一緒に居たから すごく寂しく感じてしまうね」
「うん
ちゃんとメール入れるからね!」
「あぁ、待ってるよ
朱奈、行ってらっしゃい」
切なそうな顔で微笑むからとびきりの笑顔で
「いってきます」と返して ホームに向かった
数分後に乗車予定の列車が来て乗り込むと
メールを打ち始める
ーちゃんと 乗ったよ
また向こうに着いたら連絡入れるね!!ー
電車を乗り継いで数時間 目的地に辿り着いた
ーちゃんと着いたよーとメールを入れて
辺りも薄暗くなってきたので とりあえず宿を探す
ふと横を通り過ぎた 同年代ぐらいの学生から
夏油と同じ香りがして 声が聴きたくなる
「出て…くれるかな?」
ケータイを開き着信履歴の 傑くん の文字を見つめて立ち尽くしていると
ケータイは夏油からの着信を知らせる
驚いたが通話ボタンを押して耳に当てる
「もしもし?」
「もしもし、朱奈、急にごめんね
無事着いたようで良かったよ」
「うん、ちゃんと着いたよ!
今から宿探ししようと思ってたところ」
「そうか、じゃあまたあらためた方が良さそうだね。」
「何か用があったんじゃないの?」
「いや、ただ声、
聞きたかっただけだから」
「傑くん
もう少しだけ…このままがいいな
私も 傑くんの声聞きたかったから。」
「わかったよ。
はぁ、つくづく一緒に行けたらと思ってしまうね。」
「そうだね。
またこれから忙しくなるんだね…」
「会えなくても 私は朱奈が1番好きだよ」
「あ、りがと…。」
サラッと言っちゃう所本当にずるい
それから20分程会話しながら
ビジネスホテルまで歩いた
タクシーを使わなかったのは出来るだけ長く話していたかったから
END
参考 KinKi Kids「愛のかたまり」