京都校
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7月7日
京都の街を歩く
前方に探し人がみえる
「真依ちゃーん!」
「朱奈、随分早かったのね。」
「うん!
「どおりで制服なわけね。」
「そういう事。
真依ちゃんの私服いいねそれ!」
「でしょ?最近のお気に入りなの。」
「すごい似合ってるよ!」
姉妹校に通う 1つ下の禪院 真依と本日の主役が待っているであろう
駅前までどこにでもいる女子高生の様な会話をしながら歩く
「遅いじゃない。」
「桃ごめん!
つい寄り道しちゃった!」
通りに見つけたクレープ屋でド購入したドリンクを片手に謝罪する
「2人だけいいもの持ってさー」
「結構美味しいよ。
桃も飲む?」
口をつけたドリンクを差し出す
「貰う。」
すかさず奪い取ってストローに口をつける
「ほんと。美味しい!これ!」
「でしょー?
真依ちゃんのも美味しかったよ!
って飲み干しちゃってるじゃん!?」
「待たせた罰よ。」
空になったカップを差し出してくる
落胆しながら受け取る
「はいはい、捨てさせて頂きますよ〜。」
「朱奈、私のもお願い。」
「えー?真依ちゃんも酷くない!?
いいけど!」
真依からも空いたカップを受け取ってゴミ箱まで捨てに行く
「さ、桃 どこ行きたい?」
「そうねー。」
「行きたい場所決まったー?
って言っても
「じゃ、朱奈の観光も兼ねてまわってあげるか。」
「いいよー、今日は桃が行きたい所で。」
「あんたがわざわざ来てくれただけで割と嬉しいのよ?」
「桃…」
自分より小さい同学年をきつく抱きしめる
「ちょっ!苦しい!暑い!」
「ほんと別校なのに仲良いわよね、あんた達。」
「だって術師に女の子少ないんだもん!」
それもそうかと真依は納得する
現に自分も 西宮や三輪と行動している事が多いからだ
「東京校にも居るでしょ、女子」
「いるけど…忙しくてタイミング合わないんだもん。」
真依の前である事もありあえて名前は出さなかった
「あんた仕事回されすぎじゃないの。」
「んー、まぁねー。」
「ま、真希なんかと遊びに行ってもつまらないでしょ。」
「どうなんだろ?
何気にまだ遊びに行ったことないな〜。
暑いし そろそろ涼しい所いこーよ。」
炎天下のなか真っ黒の制服で西宮を抱きしめていることもあり 汗が滲む
「それもそうね。場所変えよ。」
「賛成。」
適当にカフェを見つけて 涼みながら
女子トークは弾んだ
気付けば日は傾いていた
「かなり居座っちゃったね。
桃行きたい所あったんじゃなかったの?」
「まぁ楽しかったからいいのよ。
何度も言うけど朱奈がわざわざ来てくれただけで嬉しいんだから。」
「去年は忙しくて来れなかったからね〜。
真依ちゃんの誕生日も来れなかったし。」
「それでも律儀にプレゼントは送ってきたじゃない。」
「そうそう!
プレゼントありがとね、朱奈。
重宝してるわ。」
「ほんと?よかった〜。」
喫茶店から駅まで 未だに話題は尽きず
駅のコインロッカーに預けていた
東京のお土産と西宮へのプレゼントを渡す
「また遊びにくるね!」
「今度は私達が行くからいいわよ。」
「それもいいね!
その時は私が東京案内するよ!」
「じゃあまたね、朱奈」
「うん!桃誕生日おめでと!
またね!」
七夕ということも相まって人が増え始めた構内で
手を振って別れた
END