東京校
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任務終わりの帰り道
ふと思いついたことを何気なく提案してみた
「ねー、棘くん おにぎりの具から お茶にしてみてよ!」
「はー?朱奈、お前いきなり何言い出してんだよ。
今でもわかんねぇことあんのに、ややこしくなるだろ。」
「お茶ってなんで…あーなるほどな。」
口をつけていたお茶のペットボトルを見て自己解決するパンダ
「…。」
どうしようと真希とパンダに目線を送る棘
「んー、ものは試しだよ〜!」
「…緑茶。」
「おぉ!」
少し照れくさそうに 乗ってくれた棘に期待の眼差しを向ける
「棘、あんまり朱奈を甘やかすな〜。」
「棘、ほんと適度にしとけよー。
自滅するぞ〜。」
「しゃけ」
「あ、もう戻っちゃった〜。」
「紅茶。むぎ茶。烏龍茶。」
「何言ってるかはわかんねぇけど
わりといけんだな。」
「だね〜!お茶も種類結構あるもんね〜。」
「まぁな〜。
お茶飲みたくなってきたな。」
「私ので良ければいる?」
手に持ったままの飲みかけのボトルを真希の前でチラつかせれば
呆気なく奪われてしまう
「貰うわ。」
躊躇なく口をつける真希に棘とパンダが恨めしそうな目を向ける
「おかか〜!」
「あ、ずりぃぞ〜真希。」
「全部飲んじゃってもいいよ〜。
後でまた自販機寄るし。」
「おっ!ゴチになりま〜す。」
「えー、奢るなんて言ってないよ〜!」
「魅惑のボディ モフらせてやるから〜。」
「ん。交渉成立で!」
「チョロすぎだろ。」
「高菜。」
「棘くんにも奢ってあげるね〜。
わがままに付き合ってもらったし。
真希ちゃんには奢らな〜い」
「はいはい。自分で買うよ。」
「冗談だよ〜。怒んないで〜。」
真希の腹部に手を回して抱きつく
「怒ってねぇから離れろ!歩きずれぇ!」
あまりしつこいとほんとに怒られそうだったのですっと離れる
「はーい。ごめんなさーい。」
なんだかんだで高専の敷地内に入った一行は
自販機に向かった
そこには先客が居て こちらに気付いて椅子から立ち上がる
「お疲れサマンサー!
いやぁみんな仲良く無事で帰還出来て何よりだよ。」
「いい所に
悟 ジュース奢れよ〜。」
「そうだそうだ〜。」
「高菜高菜〜。」
「えー、僕に集る気?」
パンダ 棘のアイコンタクトを受けて
真希がそっと寄ってきて耳元で囁く
「朱奈、いつもの頼むわ。」
「えー、しょうがないなぁ。」
呆れながらも五条に満面の笑みで近寄って
「悟せんせーただいま!」
「おかえり〜、朱奈。」
ぽふぽふと頭を撫でられると俯き
企て通りの反応に口角があがる
すっとキャラを作って再度五条を見上げる
「頑張って来たから
悟せんせーからのご褒美欲しいなぁ〜?」
「ん、ご褒美ね〜。」
アイマスクを外して 顔が近付いて来るところで
「おいこら!教師だろ〜。
生徒に手ぇだすな〜。」
「悟、正道に言いつけるぞ〜。」
「すじこ〜。」
「はー、しょうがないな〜。
奢ればいいんだろ、ほら。もー、何飲むの〜。」
「よし!」
パンダと棘からもグッジョブが送られてくるが
内心 この後めんどくさいんだよなぁと思いつつ
自販機に近寄って各々戦利品を手に入れる
「あれ?今日はお茶率高いね。」
「お茶の気分なんだよ。」
「そうそう。」
「緑茶。」
「え?棘今なんて!?」
「なんでもないよ。ね、棘くん。」
「しゃけ。」
「報告書今回誰やる?」
「いつも通りじゃんけんでいいだろ。」
「今日こそは勝つからね!」
「すじこ〜」
結局仕組まれたかのように 敗北し報告書の任を押し付けられる
「あー、また負けた〜。」
「朱奈、じゃんけん弱いよな。」
「それなー。」
「全く1年も2年もほんと仲良いね。
僕抜きでいつの間にか楽しそうにしちゃって。」
「羨ましいだろ。」
「あー、羨ましいよ。」
「即答かよ。」
「僕だって 楽しい事したいし〜。」
整った顔でむくれている28歳教師を前にして
呆れ顔を向ける生徒4名
「ほんと悟は大人気ねぇな。」
「なー。」
「だね〜。」
「高菜〜。」
「と、言うわけで朱奈。
僕と楽しい事しよっか!」
「え?嫌ですよ。」
即答しつつすぐそこに居た棘を盾にしようと思ったハズが
「捕まえた。」
いつの間にか目の前に来た五条にがっちりホールドされハッとして顔をあげる
「今日はこれで勘弁してあげる。」
前髪の上から額に触れた柔らかい唇
真希とパンダが攻撃に入ろうとした瞬間には
パッと消えて
「残念。まだまだ反応が遅いね、みんな。
じゃ、僕はこれから仕事に行ってくるから。
またね!」
「あいつ!逃げやがった!」
「またやられた〜。」
五条の唇が触れた前髪を触りながら
頬を膨らませる
「チッ、今回は朱奈囲んでたから何とかなると思ったのにな。」
「また作戦練らねぇとな。」
「ツナ、高菜 明太子!」
「えー、五条先生に集るの辞めようよ〜。
私の身が持たないよ〜」
「まー、アイツも大それた事は出来ねぇって。
朱奈頑張ってくれ。俺らも頑張るから。」
「絶対いつか1発入れてやるから待ってろ。」
「高菜。」
「よし、私の部屋で作戦会議するか。」
五条に奢ってもらったお茶を飲みながら
真希の部屋で作戦会議と1人報告書作成を行った
END