Secret 2tory
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ーーー
資料室整理をしていたら
好きな夢小説サイトから更新通知が来て
即座に本棚を背にしてつい読みふけって癒され
いつものように応援の意を込めて好きボタンを押す
「はぁ…やっぱりいいなぁ。」
「あ!さっき好きボタン押してくれたでしょ〜?
僕、すっごい嬉し〜。」
「え?悟くん!?」
音もなく目の前に立ちはだかり覗き込んでくる五条
「現実の僕にも目を向けて欲しいもんだね〜。
ねぇ、これから2人っきりでいいことしちゃおっか!」
目線を合わせるようにしゃがみこんで頭上の方で本棚に腕をつかれ逃げ場を無くされる
「大丈夫。ちゃーんと優しくするから。」
空いた手が左頬から顎にかけられて
サングラスの上から覗く綺麗な瞳は私を射抜いて離さない
ゆっくりと顔が近付いて来たところで
「悟。
そんなところで何してるんだい?」
ドスの効いた声で五条と私を見て 腕を組んで見下ろす夏油
「邪魔が入っちゃったか…残念。」
夏油をチラリとみてゆっくり名残惜しいと言ったように離れていく
「キミノ、居ないと思ったら悟に捕まってたんだね。」
座り込んだままの私にいつもの表情で手を差し伸べてくる
「ほら、こっちにおいで。
そこの狼に食われる前に…ね。」
五条を一瞬睨んでいた夏油の手を取ってとりあえず立ち上がる
立ち上がった後も手は強く握られてしまい離してもらえない
「いやいや、傑も立派な狼でしょ〜。
やっぱ渡せないな〜。」
スマホを握った手首を五条に掴まれる
「痛っ」
「キミノが痛がってるだろ。
早く離してあげなよ、悟。」
「お前が離せよ、傑。」
両者が私の両手を握るまま睨み合う
「え、えーと。2人とも落ち着いて〜」
なだめようとしてみたところに救世主が現れた
「クズ共!!
その汚らわしい手、さっさと離せよ。」
銀色の何かが2本顔の横を横切って
五条と夏油に握られていた手が解放される
「ちょ、おま。
硝子、そんなもん投げんなよ!」
「危な…
ねぇ、避けなければ危うく死ぬ所だったよ、硝子。」
両者共に咄嗟に避けたために壁にぶっ刺さった医療用メス
「チッ、仕留め損なったか。
ほら、今のうち早く行くよ。」
つかつかとこちらに寄ってきて手を引かれる
「あんまり キミノにちょっかい出すなよ。
次は容赦なく殺すからな。」
中指立てて資料室から引っ張り出してくれた家入の足は早くて
「あ、硝子、待って。」
「こっわ…
僕 そのうち硝子に殺されるかも。」
「かもしれないね。」
END
連れていかれた先はトイレで
「ほら、触られたとこしっかり洗っときな。
バカが伝染るから。」
「は、はーい。」
END
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