この度は「初恋」をご愛読いただき、誠にありがとうございました。


自身最長のお話になってしまいました。
章立てにするほど長くなってしまって重たい。
宮田に対する愛が重たい。



さて「初恋」。

色々な定義があるかと思いますが、今回は「人を好きになってお付き合いに至る（あるいは至らない）までのプロセス（初回限定）」としました。

嬉しいとか、悲しいとか、楽しいとか、切ないとか、自己嫌悪とか、優越感、劣等感、其の他色々、恋愛していると様々な感情に振り回されます。

人生でたった一度だけ、初恋だけが、この様々な感情に初めてぶち当たり、思いっきり翻弄される時期なんですよね。

２度目３度目となると「あ〜あるある、この感情知ってる」と対処できるようになりますから・・・

その揺れる感情を描きたかったんですけど、うまく描き切れず（泣）。
うーん、実力不足。


このお話、宇多田ヒカルの曲「初恋」からインスピレーション受けたってのもあるんですけど、あれと比較して私のこの出来・・・
天才と比較して落ち込んでもいけないので見ないふりします。


さて今回の宮田くんの見所は、

・情にモロいがゆえの女難
・あいかわらずの自信過剰っぷり
・露骨な嫉妬

の３本です（サザエさん風）。


宮田くんって基本、自信家なんですよね。
「ヒロインちゃんはオレのことが好きに決まってる」みたいなスタンス。
それが崩れた時に、メラメラと嫉妬しちゃったり、やさぐれちゃったり、焦ったりして。
この辺り、今まで描いたことのない宮田くんを描けて、個人的には楽しかったです。


それにしても付きまとい行為の女の子はちょっと悪く書きすぎちゃったかなと思って反省しています。
宮田くんにはなくはない話だと思うんだけど、ライバルとしての要素が薄くなってしまって。本当はもっと、ヒロインが焦るくらいのいい女を書こうとか思ってたんですけど・・・まぁ夢小説だからいいか（笑）。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました！
2020.4.2 高杉R26号