TENDERNESSあとがき

この度は、長編「TENDERNESS」をお読みいただき誠にありがとうございました。 自身最長の全３５話。
全部読んでくださった方、いらっしゃるんでしょうか。
もしいらっしゃいましたら、気分は「マイク独り占め状態のカラオケオール」並に申し訳ない気持ちでございます。
さてこのお話、もちろんテーマは「優しさ」でした。
それぞれのキャラがもつ「優しい一面」を、それぞれのキャラに合わせた表現方法で書いてみた「つもり」です。
憎まれ口を叩いたり、冷やかしたり、お節介を焼いたりと、パッと見は優しくないことも、実は根底には優しさがある。
でもそれが思うように伝わらなかったり、優しさが裏目に出たりすることもあったりして。
互いに思いやっているのに、スムーズに行かない、そんなもどかしさを書いた「つもり」でございます。
今回、鷹村や青木といった鴨川サイドのキャラにも頑張っていただきました。
仲の良さそうな感じや、普段の雰囲気なんかを精一杯描いた「つもり」でございます。
もう「つもり」王と言っても過言ではない「つもり」っぷりです。

一歩が来る前の鴨川ジムって、すごく好きなんですよね。
そんなこと言っちゃうと、「はじめの一歩」全否定なんですけど。
あのまま一歩が来なくて宮田が適正な階級でみんなとボクシング続けて居られたらハッピーだったのにと思うとね。
本当に全否定したくなります（笑）

それはさておき。

今回の話では、宮田がなかなか心を開いてくれないというか、どんどん一人歩きしていっちゃって大変でした。
そこで便利なキム兄ですよ（笑）
最初、鷹村にそういう感じの役をやってもらおうと思ったのですが、キム兄が言うからこそ動くのではないかと思いましてね。
駄文はここまでにしまして、再度読んでくださった皆様にお礼を申し上げます。

ありがとうございましたっ


2015.5.11 高杉R26号


【サイト移転後のあとがき】

初めましての方も、２度目ましての方も、連載を最後までお読みくださりありがとうございました！
「TENDERNESS」は移転前のサイトで一番読んでいただいて、皆様からの感想も少なからずいただけた、思い出深い作品です。

木村さん派だったけど、宮田くんに傾いた！なんて言ってもらえることもあって、個人的にはシメシメと・・・（笑）

この時代、宮田くんが一番幸せだった時代ですよね（遠い目）。
書いていて、私もとても楽しかったです。

旧サイトでの連載中は更新期間がかなり開いてしまって、楽しみにしていてくださっていた方々には申し訳ないことをしてしまいました。今後はそのようなことがないように・・したい・・です（小声）。

それでは、本当にありがとうございました！

2018.11.8 高杉R26号