LUCKY STAR
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8.問答の末に
「あなた一体、何なの?」
何って・・・普通そこは「誰」だろ!
人ですら無いんかーい!
と思いつつ、そりゃ自分たちの事色々知ってるなんて存在、人には思えないよなぁ…
「真理さん、私の事、信じてくれますか?」
奈々が真っすぐに飯村を見つめて言うと、飯村も目をそらさずに答えた。
「内容に寄るわね」
「え・・・」
「ストーカーだったら警察に突き出すわよ」
「そ、そんな・・・」
うろたえる奈々の前に、飯村は厳しい目線を外さない。
「さあ、話してちょうだい」
自分がここまで来た経緯、それから宮田宅であったことを事細かに報告すると、飯村はみるみる顔色を変え、黙ってしまって、それきりどのくらいの時間が経ったか分からない。
「あ、あの・・・」
やがて、厳しい表情のまま、飯村が言った。
「警察に行きましょう」
「え!!!!それだけは!どうして信じてくれないんですか!?」
半分泣きながらすがりつくと、飯村は
「信じられるわけ無いでしょう?そんな話!」
とこちらも半分怒った口調で答えた。
「じゃあ、分かりました。私、あなたたちのことなら何でも知ってるんだから!全部言い当てたら信じてくれるでしょう!?」
「そうね!言い当ててごらんなさいよ!何から何まで当てたら認めてあげるわよ!!」
口喧嘩にも似た応酬が続く。
奈々が一歩の高校生時代からの経歴を話し始めると、飯村は「それはボクシングファンなら誰でも知っている事」と一蹴した。
それならば、とボクシングファンは絶対に知らないようなプライベートについて触れる事にした。
イギリス留学時代の話や、一歩へ対する飯村の密かな想いなどをスラスラ話すと、さすがの飯村も顔色を変えた。
「あなた、それをどうして・・・」
先ほどまで怒りを帯びていた飯村の目が、今度は恐怖を帯びたものに変わっていく。そりゃそうだろう。自らのプライベートを他人に知られている気持ち悪さといったら・・・
「だから言ったじゃないですか」
知らぬ間に頬を伝っていた涙を拭いながら、奈々は答えた。
「あなたたちは、漫画の中の人物だって」
「あなた一体、何なの?」
何って・・・普通そこは「誰」だろ!
人ですら無いんかーい!
と思いつつ、そりゃ自分たちの事色々知ってるなんて存在、人には思えないよなぁ…
「真理さん、私の事、信じてくれますか?」
奈々が真っすぐに飯村を見つめて言うと、飯村も目をそらさずに答えた。
「内容に寄るわね」
「え・・・」
「ストーカーだったら警察に突き出すわよ」
「そ、そんな・・・」
うろたえる奈々の前に、飯村は厳しい目線を外さない。
「さあ、話してちょうだい」
自分がここまで来た経緯、それから宮田宅であったことを事細かに報告すると、飯村はみるみる顔色を変え、黙ってしまって、それきりどのくらいの時間が経ったか分からない。
「あ、あの・・・」
やがて、厳しい表情のまま、飯村が言った。
「警察に行きましょう」
「え!!!!それだけは!どうして信じてくれないんですか!?」
半分泣きながらすがりつくと、飯村は
「信じられるわけ無いでしょう?そんな話!」
とこちらも半分怒った口調で答えた。
「じゃあ、分かりました。私、あなたたちのことなら何でも知ってるんだから!全部言い当てたら信じてくれるでしょう!?」
「そうね!言い当ててごらんなさいよ!何から何まで当てたら認めてあげるわよ!!」
口喧嘩にも似た応酬が続く。
奈々が一歩の高校生時代からの経歴を話し始めると、飯村は「それはボクシングファンなら誰でも知っている事」と一蹴した。
それならば、とボクシングファンは絶対に知らないようなプライベートについて触れる事にした。
イギリス留学時代の話や、一歩へ対する飯村の密かな想いなどをスラスラ話すと、さすがの飯村も顔色を変えた。
「あなた、それをどうして・・・」
先ほどまで怒りを帯びていた飯村の目が、今度は恐怖を帯びたものに変わっていく。そりゃそうだろう。自らのプライベートを他人に知られている気持ち悪さといったら・・・
「だから言ったじゃないですか」
知らぬ間に頬を伝っていた涙を拭いながら、奈々は答えた。
「あなたたちは、漫画の中の人物だって」