第7章:未練と決別
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初恋は実らない、とよく言われる。
例に漏れず、私の初恋も見事に散った。
散ったはずの花びらは、
幾重にも重なって地面に這いつくばって、
汚水を含みながらも決して流れ去ろうとしない。
・・・・忘れられない。
初恋じゃなければ実ったのかな?・・・なんて。
2度目の恋が必ず成就する法則なんてないのに。
初夏の青い空は、この淀んだ気持ちを風に乗せてうんと遠くへ運んでくれそうなほど、広い。
すうっと、青葉の空気を吸って、河原で寝転がる。
タイだったっけ、フィリピンだったっけ。
どこに行ったかわかんないけど、時差はそんなにないよね。
もう何も望まない、っていうか望みはない。
でも忘れられないのなら、せめて、
彼と同じ青空を、眺めていたい。
忘れられる日が来る、その日まで。
例に漏れず、私の初恋も見事に散った。
散ったはずの花びらは、
幾重にも重なって地面に這いつくばって、
汚水を含みながらも決して流れ去ろうとしない。
・・・・忘れられない。
初恋じゃなければ実ったのかな?・・・なんて。
2度目の恋が必ず成就する法則なんてないのに。
初夏の青い空は、この淀んだ気持ちを風に乗せてうんと遠くへ運んでくれそうなほど、広い。
すうっと、青葉の空気を吸って、河原で寝転がる。
タイだったっけ、フィリピンだったっけ。
どこに行ったかわかんないけど、時差はそんなにないよね。
もう何も望まない、っていうか望みはない。
でも忘れられないのなら、せめて、
彼と同じ青空を、眺めていたい。
忘れられる日が来る、その日まで。