一学期
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「よく遊び、よく殺す!それでこそ暗殺教室の夏休みです!」
その言葉を皮切りに班別で遊びと見せかけて入念に準備を行う。
わたしはカルマ、渚くん、杉野くん、莉桜、カエデと海の中で準備をする班。
莉桜「やっぱその水着、さんによく似合ってる!エロい!」
着替え終わると莉桜にニヤニヤしながら肩を組まれる
『いや、莉桜も割と露出多い水着じゃん。……似合ってるけど』
莉桜はピンクのビキニ
カエデは服になってるタイプのかわいい水着だった。
私にばかり言ってくるが莉桜だって体つきが大人っぽくてよく似合ってるし、カエデだって可愛いのがよく似合う。
それにしても他のクラスメイト達の視線が痛い…
やっぱり肌出しすぎたかな…
不安になったきた…
そんな私の不安も他所に莉桜は「おーい!男子たち!お待たせー!」と男子たちの元へ駆け寄る
莉桜は今度はカルマの肩をがっちりと組む
そして私に指をさし、なにやら耳元で莉桜がなにか言っているようだった
(嫌な予感しかしない…)
そして一瞬こちらに目をやるもそこからはなぜかカルマは全然目を合わせてくれない
(え、莉桜なに言ったの…)
するとカルマは私の前で着ていたパーカーを脱ぎ、「お願いだから、着てて」と渡される
その間もやっぱり目は合わない。
(そんな似合わなかったかな…)
少しショックだったが早く準備をしなくてはと気を取り直した
莉桜(ちょっとカルマ!絶対さんあかんほうに誤解してるよ!?アレ!)
カルマ(いや、もうほんと放っといて今マジで。お願いだから)
莉桜(え、てか……カルマ顔赤すぎん?w)
カルマ(うっせ。ホント中村うざい。)
後ろでコソコソと2人が話しているのもさんは知る由もなかった
ーーーーーーーーーーーーー
そして、いよいよ暗殺計画を遂行する
作戦は完璧だったとE組のほぼ全員が思った。
だが、予期せぬ大爆発が起こったと同時に殺せんせーの姿が見えなくなる
やっと見つけたかと思うととんでもない隠し玉である完全防御形態とやらに入っていた
一斉に全員が落胆した。
そんな様子を見かねてか、殺せんせーが
「君たちは誇って良い。世界中の軍隊でも先生をここまで追い込めなかった。一重に皆さんの計画の素晴らしさです」
そう褒めるもそれに喜ぶ生徒はいなかった
もちろん、さんも…
ただ、いくら失敗したとは言え、ロビーで休んでいる生徒たちのぐったりしている様子がおかしい
それにいち早く気づいたのは渚だった
すると莉桜が倒れたのを皮切りに岡島が大量の鼻血を出し、高熱の人が出たりとパニックに陥る
そんな中かかってきた一本の電話。
第三者が殺せんせーを狙っているようだった
そして一番背の低い男女に抗体ワクチンを取りに来させろと指示される
(そうでないとこのウイルスでみんなが死ぬ…)
そう全員が理解する。
(死…?
死ぬの……?
みんな…?
お父さんみたいに……?)
人一倍 死 に敏感なさん。
倒れているクラスメイトと父親の死体がリンクしてフラッシュバックのようにさんを襲った
『うっ、あ……はっ、…っ、はぁ、』
途端に上手く酸素が取り込めなくなり
ヒュゥ、ヒュゥ、と浅い呼吸を繰り返しながら胸を押さえてへたりこむ
「さん!?」
近くにいたカエデが彼女の異変に気付く
(カエデ…、違うよ、ただの過呼吸だから)
そう言おうにも呼吸ができない
(体が、熱い…)
「さん!!さん!!!」
(カルマ…?大丈夫だから…そんな顔…しないで)
こうして過呼吸と高熱によりさんは意識を手放したーーーーーーーーーーー
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