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一期一会

マスターはマシーンを選び終わり、後半戦を迎える。だが、その前におやつタイムだ。

アストルフォ「後半やる前に、おやつ食べよ?僕お腹すいた〜」


シャルルマーニュ「そうだな。今は、午後3時30分か….。マスターたちも休憩取ろうぜ」

さな「わかった。」

マスター(さな)がコントローラーを置き、手を洗いに行った後、ポテチに手を伸ばした。

シャルルマーニュたちは持ってきたクッキーや煎餅を食べたり、飲み物を飲んだり、思い出などを語っている。一方、マスターと俺はポテチを食べながら後半戦をいつ再開するか話していた。

さな「何分に再開する?」

マンドリカルド「4時に再開するっすか?」

さな「そうしよう!」

マスターが4時に再開すると言うと、シャルルマーニュ達と俺は了解(しました・っす)!と言った。


全員が手を洗った後、手が汚れてない確認する。少し遅い午後4時5分、ゲームを再開し、後半戦が始まる。
カートはマスター、俺(マンドリカルド)、ローラン、アストルフォ、シャルルマーニュの順番となった。合図はブラダマンデがやってくれた。

ブラダマンデ「皆さん、準備はいいですか!」

ブラダマンデ除く全員「いいぜ!/いいよ。/いいっすよ」

ブラダマンデ「分かりました!位置について、・・・よーいどん!」

始まったと当時にマスター、俺(マンドリカルド)、ローラン、アストルフォ、シャルルマーニュはコントローラーを動かした。

アストルフォ「1番は僕のものだ!」

シャルルマーニュ「いーや!絶対一位は俺が取る!」

1wave、アストルフォとシャルルマーニュは一位争奪権となっている中、ローランはサンダーを手にいれ、アストルフォとシャルルマーニュに打ちつけた。

ローラン「我が王だろうと、ゲームだけは容赦しません!お覚悟の程を!あと、アストルフォもだからな!」

アストルフォ「ひぎゃー!」

シャルルマーニュ「ローラン、さっき一位は取れなくても良いと言ってなかったか!?」

ローラン「はい、言いました。ただし、ずっととは言ってませんよ?」

ブラダマンデ「確かにそうですね」

見ていたブラダマンデがローランの言う事に一理あると理解した。一方、マスターと俺、マンドリカルドはコントローラーを操作しながら一年の思い出等を話していた。

さな「一年、あっという間だったね」

マンドリカルド「そうっすね」

さな「そういえば、立香たちと遊んだ事があると言ってたけど何で遊んだ?」

マンドリカルド「家庭用ゲーム機以外に、確かTRPGと言うもので遊びました。立香以外だとヘクトール様とパリス、あとエレシュキガルが来てました」

さな「そうなんだ。(ヘクおじとパリスはともかく、エレちゃんは珍しいな)良かったら、今度TRPGやる時に、誘ってくれない?一緒にやりたくて」

マンドリカルド「いいっすよ。」

さな「ウチからあまり絡む事ないから、なかなか言い出しづらくて…」

マンドリカルド「気にしなくていいっすよ。むしろ、マスターと楽しい事を共有できるの嬉しいっす」

さな「….そうだね。」

俺とマスターが話しているうちに、2waveに突入した。シャルルマーニュとローランは選ばれたマップのカーブに苦戦中だ。

シャルルマーニュ「曲がる時の操作難しいな」

ローラン「ぐぬぬぬ…体ごと動いてしまう」

その頃、俺はアストルフォにブーメランをぶつけた。その後、アストルフォの緑甲羅が俺の所にぶつかった。

マンドリカルド「よっし!当たった。」

アストルフォ「む!やったな!僕こそお返しだ!」

マンドリカルド「うお!まじか」

マスターはトゲゾーに当たり、道から逸れて落下した。

さな「(あ、やべ。これ終わったな…)」

後半戦の最終wave、俺とローランとアストルフォはキラーが出たのでスピード勝負となった。

マンドリカルド「(いけるか?)」

アストルフォ「いっけぇ!」

ローラン「いける!」

ブラダマンデ「凄いスピードです!」

ブラダマンデも俺らのキラーのスピードに驚いている。一方、意気消沈しているマスターにシャルルマーニュが心配していた。

さな「もう終わりだ…おしまいだぁ…(今日、運悪かったか…)」

シャルルマーニュ「マスター、大丈夫か?」

さな「うん…大丈夫。ありがとね、シャルル」

俺とローランとアストルフォがゴールに近づき、同時にアイテムを取り、アストルフォは2連続キラー、俺はトリプルキノコ、ローランはシンプルキノコだった。
アストルフォが瞬時に使い、ゴールとなった。次にローラン、俺、シャルルマーニュ、最後がマスターとなった。
順位は1位がアストルフォ、2位がローラン、3位が俺、4位がシャルルマーニュ、5位がマスターとなった。

マスターがアストルフォにお祝いを言った。

さな「おめでとう!アストルフォ」

アストルフォ「ありがとう!マスター」

マスターが最終waveの時は意気消沈していたが、気持ちを切り替えて締めの労いと感謝を述べた。さすが、マスターだ。

さな「私のことは一旦置いといて、お疲れ様!みんな!今日集まってくれてありがと。」

シャルルマーニュ「こちらこそだ!マスター」

アストルフォ・ローラン「こちらこそ!」

ブラダマンデ「こちらこそです!」

マンドリカルド「こちらこそっす」

俺とシャルルマーニュ十二勇士はマスターの感謝に対し、答えている。マスターは俺らに感想を聞いた。

さな「遊んでみてどうだった?楽しかった?」

アストルフォ「楽しかった!」

シャルルマーニュ「俺もアストルフォに同じだ」

ローラン「俺も同じです。」

ブラダマンデ「私も同じです!」

マンドリカルド「お、俺は…..」

俺の感想を言い切るまで、マスター達は待っててくれる。

マンドリカルド「久しぶりに遊びましたが、楽しかったっす。シャルルマーニュとローラン、アストルフォとブラダマンデと対面するのは初めてでしたが、面白かったっす。たまには遊ぶのも大事だなと思いました。」

俺が言い切った後、マスターは俺にお礼を言いつつ、最後に言った。

さな「マンドリカルド、感想ありがと。ウチもみんなと遊べて楽しかった!また、みんなで遊ぼう!」

シャルルマーニュ「ああ!」

アストルフォ「うん!」

アストルフォ「はい!」

ローラン「もちろん!」

マンドリカルド「もちろんっす」

俺はこの日を忘れないだろう。また、時間のある時にマスターを誘おうと思いつつ、俺は部屋を出て行った。
(終)
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