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一期一会

俺含め全員がAボタンを押した途端、画面に赤い帽子を被ったおじさんが陽気に言った。それを聞いたシャルルマーニュと十二勇士は目を輝かせたり、笑っていた。

シャルルマーニュ・ローラン「かっけえ….!」

ブラダマンデ「いよいよ始まるんですね…!ドキドキします」

アストルフォ「このおじさん、言い方が面白い!あははは」

一方、俺はマスター(さな)に質問をされた。

さな「マンドリカルドはゲーム自体初めて?」

マンドリカルド「いえ、立香たちとこのゲームで遊んだ事はあるっす。ただ、マスターたちと遊ぶのは初めてですね…」

さな「なるほど。マンドリカルドはコントローラーの操作は大体覚えてるって事で良い?」

マンドリカルド「okっす。」

さな「もし、忘れてたり、困った事があったら遠慮しないで聞いてね。ウチもできる限り手助けするから」

マンドリカルド「分かりました。ありがとうございます。」

俺がコントローラーの操作を覚えてるかどうか聞きたかったらしい。マスターの優しい行動に俺はお礼を言った。

マスター(さな)は説明するために、斜め左に向くように指示した。

さな「みんな、ゲームやる前にこっち向いて」

全員がマスターの方を見た時に、マスターは予備のコントローラーを用意し、操作について説明した。

さな「コントローラー持っている人はアクセル、カートを走る時はAボタン押してね。」

アストルフォ「ゲームに入る時も同じだね」

シャルルマーニュ「そうだな」

さな「次にブレーキ。カートを止めたい時やバック、カートを後ろに下がりたい時はBボタンを押して。」

さな「ハンドル操作はLスティックといって、左上の丸いのを左右に動かせる」

ブラダマンデ「なるほど、なるほど」

さな「ハンドル操作中にRボタンを長押しすると車体が傾くんだ。これをドリフトというよ。長押し中に火花が出たらRボタンを離すと」

ローラン「ほうほう…..」

さな「最後に取ったアイテムを使いたい時はLボタンを押してね。マンドロカルドが持ってるコントローラーも操作方法は大体同じ。これで操作の説明は終わり。あとは、実際にやったら分かるよ」

マスターは説明が終わると、コントローラーを持ってきた籠の中に入れ、元の位置に座った。それぞれがキャラとマシンを選び始めた。

アストルフォ「僕は可愛い子とカートにしようかな〜。シャルルはどんな感じ?」

シャルルマーニュ「俺は断然、かっこいいキャラだな!マシンもかっこいいのにする!」

アストルフォ「だよねー。ローランは?」

ローラン「キャラは…ドンキーコングにするか。親近感湧くし。マシンはどうするか….」

アストルフォ「(親近感湧くのは開放感の方だな…)ブラちゃんは?」

ブラダマンデ「私も悩んでる….」

アストルフォ「そっか。マンドリカルドは?」

マンドリカルド「俺もブラダマンデと同じ。」

アストルフォ「分かった。決め終わったら発表するから、待ってるね~」

マンドリカルド「(え、発表!?まじか…)」

マスター(さな)を除く全員がキャラとマシンを決め終わったので、アストルフォが仕切る。

アストルフォ「決め終わったね。それじゃ発表するよ!まずは僕から。キャラは○ーチで、マシンはカートでメリーゴーランドのやつ!タイヤはスポンジタイヤで、グライダーはパラソル。可愛さ重視で決めたよ!」

シャルルマーニュ「次は俺だな!キャラはリン○で、マシンはバイク!タイヤはトライフォースタイヤで、グライダーはハイラルカイト。カッコよさは大事だからな!」

ブラダマンデ「次に私ですね!キャラはしず○さんで、マシンはバギー。タイヤはクッションタイヤで、グライダーはパラシュートにしました。見た目で選びました。」

ローラン「次に俺だな。キャラはドンキーコングで、マシンはカートでスティールディーバー。タイヤはブロックタイヤで、グライダーはパラフォイルにした。開放感で選んだ」

マンドリカルド「…最後は俺っすね。キャラはインクリングのボーイで、マシーンはマッハGP。タイヤはリングタイヤで、スーパーカイト。俺も見た目重視で選びました。」

アストルフォ「全員発表終わったね!場所はもう決めてあるから、合図はマスターで良い?」

さな「いいよ」

アストルフォ「ありがと⭐︎マスター」

ルールはCPUを入れた前半戦と後半戦の2試合。場所が決まった後、レースが始まろうとしていた。

さな「準備は良い?」

さな除く全員「ok!/okだ!/okです!/okっす」

画面と共にマスターの声も響く。

さな「3…2…1…GO!」

始まったと当時にシャルルマーニュ、アストルフォ、ブラダマンデ、ローランはコントローラーを動かし、俺も同じように動かしていた。
見てたマスター曰く両者共々、見事なハンドル捌きだったらしい。

1waveはアストルフォがシャルルマーニュを抜かし、イカ墨をかけられたローランが右往左往にコントローラーを動かしていた。

アストルフォ「やったー!キラーだ!先に行くね〜」

シャルルマーニュ「やべ!アストルフォに抜かれた、俺も負けられねえ!」

ローラン「イカ墨で前が見えねえ!」

2waveはブラダマンデがサンダーに当たったり、俺はミラクルエイトの使い方に悩んでいた。

ブラダマンデ「きゃあ!サンダーに当たっちゃった….」

マンドリカルド「どうやって使うんだ?これ………..」

最終wave、一位を独占してたアストルフォは道の範囲外に行き、落下。

アストルフォ「やば!やっちゃった…..」

ローランはアストルフォが当てたトゲゾーに引っかかっていた。

ローラン「oh,my god……….」

シャルルマーニュはブラダマンデが置いたボム兵に気づかず、爆発に巻き込まれた。

ブラダマンデ「ごめんんさい!陛下!」(ボムを投げながら)


シャルルマーニュ「え、嘘だろ!?」

残るはブラダマンデと俺だ。

ブラダマンデ「負けませんよ!マンドリカルド王」

マンドリカルド「俺も負けるつもりはないっす」

俺とブラダマンデがゴールに近づき、同時にアイテムを取り、
ブラダマンデはトリプルキノコ、俺はシングルキノコだった。

ブラダマンデが瞬時に使い、ゴールとなった。次に俺、シャルルマーニュ、アストルフォ、最後がローラン。

順位は1位がブラダマンデ、2位が俺、3位がシャルルマーニュ、4位がアストルフォ、5位がローランとなった。

ブラダマンデ「わーい!嬉しいです!」

アストルフォ「ううー…もう少しだったな…次は油断しないぞ!」

ローラン「一位より、開放感が大事なので俺的には満足」

ブラダマンデは喜び、アストルフォは悔しがり、ローランは納得の表情を浮かべていた。

シャルルマーニュ「俺も惜しかったぜ……にしてもマンドリカルド、あんたのマシンかっこいいな!一瞬、見惚れた」

マンドリカルド「あ、あざっす(シャルルマーニュが俺のカートを褒めてる….)」

シャルルマーニュ「あと、強制的に誘ってごめんな。嫌だったら、断っても良かったんだが…」

マンドリカルド「いいえ、俺も暇でしたし、誘ってくれたのは嬉しいです。(最初はあまり近寄りたくない陽キャのイメージだったが、話してみたら意外と常識のある人だな…)」

シャルルマーニュ「良かった!もし、良かったらだが、また誘ってもいいか?」

マンドリカルド「無理強(じ)えじゃないなら、行きます」

シャルルマーニュ「分かった!しっかり、覚えておくわ。ありがとな。マンドリカルド」

マンドリカルド「こちらこそっす。(明るすぎて話しにくかったが、前よりは話しやすいかもしれない)」

シャルルマーニュと俺は友人(?)のように会話をしていた。それを聞いてたマスターは自分の事のように嬉しくなったという。
さな「(マンドリカルド、ちゃんとシャルルと話せているようで良かった。これなら大丈夫そうだね。)」

次は後半戦なので、マスター(さな)は誰と代ろうか悩んでいた。

さな「(後半戦も、ウチ参加しなくていいかな〜)」

ブラダマンデ「良かったら、私と変わりましょうか?」

さな「いいの?ありがとね。ブラダマンデ。」

ブラダマンデが代わりにベットの真ん中に、マスターは左側になった。

アストルフォ「マスターもやる?マシンの発表?」

さな「もっちろん!マシン選ぶから少し待ってて、すぐ終わる」

5分後、マスターはマシーンを選び終わった。選ぶの早いな。それだけ楽しみにしてだんだろう。


さな「選び終わったよ〜」

ローラン「はっや!」

アストルフォ「それじゃ、マスターのキャラとマシーンを紹介〜」

さな「キャラはロゼッタで、マシーンはカートでブルーファルコン。タイヤはノーマルブルーで、グライダーはパラセール。私も見た目重視で選んだ」
アストルフォ「ok~それじゃあ、後半戦始める前に休憩を取ろう!」

後半戦どうなるのか!?
④(終)に続く
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