不本意ですが、今日からよろしくお願いします。
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「ここでいいのね?」
「はいっ!!!」
ミラジェーンがルーシィの右手の甲に、妖精の尻尾 の紋章のスタンプを押した。ルーシィはとても嬉しそうにそれをナツに見せびらかしている。
その様子に、ユウリも嬉しそうに笑った。
「よかったねぇ、ルーシィ!」
「うん!ありがとうユウリ!」
二人は後日自己紹介を済ませ、呼び捨てタメ口で話せるくらい仲良くなっていた。
ふふふとお互いに笑いあっていると、ユウリはマカロフに話しかける小さな影があることに気がつく。マカオの息子、ロメオだ。
「あの子……」
「父親であるマカオが、もう一週間も帰って来ないのよ。」
ユウリの呟きに、ミラジェーンが応える。
ユウリはマカロフとロメオのやり取りをジッと見つめていた。
マカロフは、内心とてもマカオのことを心配しながらも、厳しい言葉をロメオに投げかける。
ロメオは、バカー!!とマカロフを殴りつけては去っていった。
「厳しいのね。」
「ああは言っても、本当は総長 も心配してるのよ。」
ルーシィの呟きに、またもミラジェーンが応えたその時、
__ズシ
と大きな音がしたかと思えば、ナツがこわい顔をしてギルドを去ろうとしていた。
先程の音は、ナツがリクエストボードに依頼書を力任せに戻した音だったようだ。
「総長 、アイツ……マカオを助けに行く気だぜ。」
「進むべき道は、誰が決める事でもねえ。放っておけぃ。」
マカロフは、あくまでもナツの判断を否定する気はないようだった。
ユウリはそんなナツを見送っては、ギュッと拳を握りしめる。
「ど、どうしちゃったの?アイツ……急に……」
「ナツも、ロメオくんと同じだからね。自分とダブっちゃったのかな。
ナツのお父さんも出ていったきりまだ帰って来ないのよ。お父さん……って言っても、育ての親なんだけどね。
しかも、ドラゴン!」
ミラジェーンの言葉に、ルーシィはガタッとカウンターの椅子から転げ落ちる。
「ドラゴン!?ナツってドラゴンに育てられたの!?
そんなの、信じられるわけ……」
「すごいねぇ。」
ルーシィが否定の言葉を言おうとするのを遮って、ユウリは笑う。
ミラジェーンもルーシィもそれに驚いた顔をした。
「きっと、言葉や、文化、魔法、他にもうんと大切なこと……たくさん教わったんだろうなぁ……」
ユウリは、自分の父親のことを思い出しては、寂しそうに笑った。
「ユウリ……あなたも、もしかして……」
「うん、私たちが小さいときに二人とも亡くなったんだぁ。」
「そう……」
(ん?私……たち?)
ユウリの言葉に、ルーシィは疑問を持つも、この空気の中質問することもできず、押し黙った。
「ナツはね、いつかそのドラゴン……イグニールと会える日を楽しみにしてるの。そーゆーとこが可愛いのよね。」
(イグニール……)
ミラジェーンの言葉にルーシィが苦笑いで返している中、ユウリは考え事に耽っていた。
(前の世界にも、イグニールという名のドラゴンが居た。これは偶然……?
いや、それよりも……)
「ユウリ?」
「は、あ!私、ちょっと出かけてくるねー!」
ルーシィの呼び声にハッとなったユウリは、そそくさと立ち上がると、あっという間にギルドから去っていく。
ルーシィはそれをポカンと見送った。
「はいっ!!!」
ミラジェーンがルーシィの右手の甲に、
その様子に、ユウリも嬉しそうに笑った。
「よかったねぇ、ルーシィ!」
「うん!ありがとうユウリ!」
二人は後日自己紹介を済ませ、呼び捨てタメ口で話せるくらい仲良くなっていた。
ふふふとお互いに笑いあっていると、ユウリはマカロフに話しかける小さな影があることに気がつく。マカオの息子、ロメオだ。
「あの子……」
「父親であるマカオが、もう一週間も帰って来ないのよ。」
ユウリの呟きに、ミラジェーンが応える。
ユウリはマカロフとロメオのやり取りをジッと見つめていた。
マカロフは、内心とてもマカオのことを心配しながらも、厳しい言葉をロメオに投げかける。
ロメオは、バカー!!とマカロフを殴りつけては去っていった。
「厳しいのね。」
「ああは言っても、本当は
ルーシィの呟きに、またもミラジェーンが応えたその時、
__ズシ
と大きな音がしたかと思えば、ナツがこわい顔をしてギルドを去ろうとしていた。
先程の音は、ナツがリクエストボードに依頼書を力任せに戻した音だったようだ。
「
「進むべき道は、誰が決める事でもねえ。放っておけぃ。」
マカロフは、あくまでもナツの判断を否定する気はないようだった。
ユウリはそんなナツを見送っては、ギュッと拳を握りしめる。
「ど、どうしちゃったの?アイツ……急に……」
「ナツも、ロメオくんと同じだからね。自分とダブっちゃったのかな。
ナツのお父さんも出ていったきりまだ帰って来ないのよ。お父さん……って言っても、育ての親なんだけどね。
しかも、ドラゴン!」
ミラジェーンの言葉に、ルーシィはガタッとカウンターの椅子から転げ落ちる。
「ドラゴン!?ナツってドラゴンに育てられたの!?
そんなの、信じられるわけ……」
「すごいねぇ。」
ルーシィが否定の言葉を言おうとするのを遮って、ユウリは笑う。
ミラジェーンもルーシィもそれに驚いた顔をした。
「きっと、言葉や、文化、魔法、他にもうんと大切なこと……たくさん教わったんだろうなぁ……」
ユウリは、自分の父親のことを思い出しては、寂しそうに笑った。
「ユウリ……あなたも、もしかして……」
「うん、私たちが小さいときに二人とも亡くなったんだぁ。」
「そう……」
(ん?私……たち?)
ユウリの言葉に、ルーシィは疑問を持つも、この空気の中質問することもできず、押し黙った。
「ナツはね、いつかそのドラゴン……イグニールと会える日を楽しみにしてるの。そーゆーとこが可愛いのよね。」
(イグニール……)
ミラジェーンの言葉にルーシィが苦笑いで返している中、ユウリは考え事に耽っていた。
(前の世界にも、イグニールという名のドラゴンが居た。これは偶然……?
いや、それよりも……)
「ユウリ?」
「は、あ!私、ちょっと出かけてくるねー!」
ルーシィの呼び声にハッとなったユウリは、そそくさと立ち上がると、あっという間にギルドから去っていく。
ルーシィはそれをポカンと見送った。