不本意ですが、今日からよろしくお願いします。
おなまえ
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【ミサキside】
「............。」
対するミサキはといえば。
目を覚ますとそこは、海岸付近だった。
ザザ......ザ......と波特有の音が響いている。
ミサキはゆっくりと上体を起こし、周りを見渡している。
そして、とある人物と目が合い、動きを止めた。
二人はしばらく見つめ合う。
ミサキは相手が自分を警戒している気配を察知し、腰の剣に手をかけ......ようとした。
しかし、そこに愛用の武器はなく、よく見ると、それは相手の手元にある。
__岩に座り込む銀髪の男。
ミサキは危機感を持ちながらも、その男に声をかける。
「あの......」
「............。」
「その剣、わたしのなんだよね。返してくれる?」
「場合によっては、返してもいい。」
「場合......ね。どんな条件か、聞かせてくれるかな?」
「お前は村から来たのか?」
「村?違う。街から来た。」
「こんな辺鄙な島にわざわざ現れるくらいだ。ギルドの者か?」
「......たぶん、違う。」
「......たぶん?」
銀髪の男は、ミサキの言葉に眉根を寄せる。
しかし、ミサキとしても、どう答えたものかという意識が強く、このままでは堂々巡りだろう。
意を決してミサキは、荒唐無稽なことだと理解しつつも目の前の男に今までの経緯を説明した。
男はミサキから目を逸らし、考えるような仕草をする。
「やっぱり信じてもらえないかな。怪しいよね。」
「怪しいのは間違いないが、それが嘘偽りだとも断言はできん。」
「え......?」
「この島には村が一つあるが、その村の者が俺たちの元に現れたことはこの3年間一度もない。」
「あなたは......いや、あなたたち、は......その村の人達ではないということ?」
「......詳しく知る必要はない。お前が俺の邪魔をしに来たのか否か、それさえ知れればお前に用はないのだからな。」
「困ったなぁ......」
「......ふん。たしかに、お前の言ってることが事実なら、お前は見知らぬ地に一人きりで取り残されたということになるな。」
「あーとても困ったなぁ!」
「俺の助けは期待するなよ。」
「えーーー......!思ったよりケチ。」
「俺はお前のような奴の面倒を見られるほど暇じゃないのでな。」
「そう?こんなに私とお話してて、暇じゃないはさすがに嘘じゃない?」
「チッ......」
男は舌打ちをしては立ち上がり、ミサキの剣を手に掴んだ。
ミサキは慌てて駆け寄るも、フラリと脚の力が抜けて、男の元に着く前に倒れ込んでしまう。
男ははぁ......とため息をついては、ミサキの前に片膝をついた。
「先程お前は海の浅瀬にいた。意味はわかるな?」
「溺れかけてたってこと?瞬間移動も楽じゃないね。」
「しばらくはそこで寝ていろ。後で迎えを寄越す。」
「............、」
「なんだ、その顔は......」
「ケチって言ってごめん。ありがとう。好き。」
「....................................は?」
「私ミサキ。貴方は?」
「.............リオン。」
「リオン、わたしを見つけてくれて、ありがとうね。」
その後、リオンと名乗ったその男は、少しぼんやりとした様子で、その場を去っていった。
ミサキは砂の上でもう一度寝転がる。
そして空を見上げた。
「ふふ。かーわいいの。」
リオンにまた会えるだろうか。そう考えては、ミサキは一度目を閉じた。
「............。」
対するミサキはといえば。
目を覚ますとそこは、海岸付近だった。
ザザ......ザ......と波特有の音が響いている。
ミサキはゆっくりと上体を起こし、周りを見渡している。
そして、とある人物と目が合い、動きを止めた。
二人はしばらく見つめ合う。
ミサキは相手が自分を警戒している気配を察知し、腰の剣に手をかけ......ようとした。
しかし、そこに愛用の武器はなく、よく見ると、それは相手の手元にある。
__岩に座り込む銀髪の男。
ミサキは危機感を持ちながらも、その男に声をかける。
「あの......」
「............。」
「その剣、わたしのなんだよね。返してくれる?」
「場合によっては、返してもいい。」
「場合......ね。どんな条件か、聞かせてくれるかな?」
「お前は村から来たのか?」
「村?違う。街から来た。」
「こんな辺鄙な島にわざわざ現れるくらいだ。ギルドの者か?」
「......たぶん、違う。」
「......たぶん?」
銀髪の男は、ミサキの言葉に眉根を寄せる。
しかし、ミサキとしても、どう答えたものかという意識が強く、このままでは堂々巡りだろう。
意を決してミサキは、荒唐無稽なことだと理解しつつも目の前の男に今までの経緯を説明した。
男はミサキから目を逸らし、考えるような仕草をする。
「やっぱり信じてもらえないかな。怪しいよね。」
「怪しいのは間違いないが、それが嘘偽りだとも断言はできん。」
「え......?」
「この島には村が一つあるが、その村の者が俺たちの元に現れたことはこの3年間一度もない。」
「あなたは......いや、あなたたち、は......その村の人達ではないということ?」
「......詳しく知る必要はない。お前が俺の邪魔をしに来たのか否か、それさえ知れればお前に用はないのだからな。」
「困ったなぁ......」
「......ふん。たしかに、お前の言ってることが事実なら、お前は見知らぬ地に一人きりで取り残されたということになるな。」
「あーとても困ったなぁ!」
「俺の助けは期待するなよ。」
「えーーー......!思ったよりケチ。」
「俺はお前のような奴の面倒を見られるほど暇じゃないのでな。」
「そう?こんなに私とお話してて、暇じゃないはさすがに嘘じゃない?」
「チッ......」
男は舌打ちをしては立ち上がり、ミサキの剣を手に掴んだ。
ミサキは慌てて駆け寄るも、フラリと脚の力が抜けて、男の元に着く前に倒れ込んでしまう。
男ははぁ......とため息をついては、ミサキの前に片膝をついた。
「先程お前は海の浅瀬にいた。意味はわかるな?」
「溺れかけてたってこと?瞬間移動も楽じゃないね。」
「しばらくはそこで寝ていろ。後で迎えを寄越す。」
「............、」
「なんだ、その顔は......」
「ケチって言ってごめん。ありがとう。好き。」
「....................................は?」
「私ミサキ。貴方は?」
「.............リオン。」
「リオン、わたしを見つけてくれて、ありがとうね。」
その後、リオンと名乗ったその男は、少しぼんやりとした様子で、その場を去っていった。
ミサキは砂の上でもう一度寝転がる。
そして空を見上げた。
「ふふ。かーわいいの。」
リオンにまた会えるだろうか。そう考えては、ミサキは一度目を閉じた。